JAL本社ビル
東京都品川区の東品川に、「JALビルディング」という名前のビルがありました。
言わずと知れた、日本航空の本社ビルであり、関連会社もたくさん入居していた大きなビルです。
下に、付近の地図も貼り付けてみたので、ご確認ください ( ^-^)/ ♪
これがかつての「JALビルディング」です。
私は、仕事で天王洲アイルの前を通ることがよくありますので、このJALビルの真ん前も過去に何度となく走ってきました。
上の写真は、昨年の9月頃に撮ったものですが、この頃はまだビルの壁面に「JAL」のロゴがこれみよがしに貼り付けてありました(笑い)
このビルは、バブルが弾けた後の1996年に竣工したもので、当時から日本航空の自社ビルとして、関連会社と共にJALの本社が入居していました。
しかし、2001年のアメリカ同時多発テロ以降、JALは深刻な経営不振に陥り、ふくれあがる膨大な負債圧縮を目的に、2004年にJALビルは野村不動産に650億円で売却されました。
完成から僅か8年で、JALは自慢の自社ビルを手放さなくてはならないハメになってしまったワケです (ノ_-;)ハア…
その後は、ビル全体(地上26階、地下2階)を丸々借り上げる形で、野村不動産と賃貸契約を結び、引き続き本社ビルとして使っていたという経緯があります。
所有権を失い、賃貸としてではありますが、ビルを丸ごとJALが使っているわけですから、今まで通り「JALビルディング」という名前のまま、そこに存在し続けていました。
ただ、JALの経営はさらに悪化し続け、昨年2兆円を超える負債を抱えて倒産し、企業再生支援機構の管理下に置かれることになりました。
これにより、ビルの入居スペースも大幅に縮小、全体の1/3だけを借りる契約に変更したことを受け、ビルの名前も「JALビルディング」から「野村不動産天王洲ビル」となり、それに伴ってビルから「JAL」のロゴも撤去されました・・・ (^◇^;)
これが、「野村不動産天王洲ビル」と名前を変えた、旧JALビルディングの今現在の姿です。
身から出たサビとはいえ、名実ともに巨大な自社ビルを手放さざるを得なかった経営陣は、今、どんな思いでこのビルを見上げているのでしょうか・・・ (;^_^A アセアセ・・・
しかし、経営縮小からとはいえ、ビルの1/3のスペースだけでJALの運営が滞りなく行えるのであれば、そもそもこんな巨大なビルは必要なかったという事にはなりませんかね (^◇^) 。。。ケラケラ
いや、大きなビルを造るのは別に構わないと思うのですが、六本木ヒルズや表参道ヒルズなんかに代表される「森ビル」のように、最初からテナントやマンションなどを入居させ、複合施設としてオープンすればよかったんじゃないかと思うのは私だけでしょうか (^◇^;)
建っている場所も、ビジネス街として有名な「天王洲アイル」の一角で、羽田空港行きの東京モノレールや、JR埼京線と相互直通運転を行っているりんかい線の「天王洲駅」が最寄り駅として目の前に存在するわけですから、アクセスだってメチャいい、一等地じゃないですか。
以前から、このビルを見上げる度に、鼻持ちならない気持ちを抑えることができなかったんですが、JALのロゴが外されてからは、先が見えずに浮かれていた当時のJALの経営陣に対し、ざまぁ見ろと思っている私がいます (^◇^) 。。。ケラケラ
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