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2011年7月28日 (木)

納得いかない

 地上波テレビが、24日の正午、東日本大震災の被害が大きかった東北3県を除く44都道府県でデジタル放送に完全移行したと報じられた。

 

 まさか、本当にアナログの電波を止めるとは思っていなかったので、正直、かなり驚いています。

 私の考えでは、1年とか2年とか、時限的延長措置が絶対に行なわれると思っていたので、地デジ未対応の、いわゆる「地デジ難民」と呼ばれる世帯が10万世帯を超えるといわれているにも関わらず、期限となった7月24日に予告通りに電波を止めた総務省のやり方に大いに不満を抱いています ・・・  q(`o')ブー!!

 

 そもそも、今回の地デジ切り替えは、ユーザーの意向を全く無視して行なわれた愚策であり、配信側の一方的な利益のみを追求した暴挙であると私なんかは考えています。

 

 1953年に始まったテレビの歴史ですが、その後も数々の新技術の導入により、さまざまな改革を行ないながら続けられてきました。

 放送側の技術革新といえば、白黒だった画像がカラー放送になったことが一番大きな変革だったと思いますが、その後も多重放送が行なわれるようになり、二カ国語とかステレオ放送が行なわれるようになったことも大きな変化だったと思います。
 また、ハイビジョン放送とか、今では当たり前になった横長の画面の放送も行なわれるようになりました。

 

 技術革新は送り手側だけに止まらず、受信機側でも数々の技術革新が行なわれてきました。

 まず、ガチャガチャと回していた機械式のチャンネルが、電子式のプッシュボタンに変わったことにより、リモコン操作が可能になりました。
 このリモコンも、今では考えられないでしょうが、初期の頃には有線のリモコンもあり、テレビから数メートルのコードが伸びているなんていう笑えないような製品もありました(苦笑)

 画面も、大きくて重いブラウン管から、液晶やプラズマなどの軽量で薄型のものに変わり、部屋の中で大きな顔をしていたテレビが、いつの間にか身近な家具のようになっていきました ・・・

 

 ただ、どんなに新しい技術が開発され、導入されても、古いテレビで見られなくなるような事はありませんでした。

 新しいテレビに買い換えれば、新技術の放送を楽しむ事ができましたが、そういう放送でなくてもよければ、今まで使っていた古いテレビでもそれまでとなんら変わらずに、番組を楽しむ事ができたわけです。

 これは、当たり前の事であり、誰もそんな事を気にしたことは無かったとは思いますが、例えば、テレビ放送が始まった60年くらい前のテレビ受信機を持っていて、それが正常に動作するとしてですよ、今日でもテレビ放送が視聴可能だという事であり、それはとりもなおさず、テレビ黎明期の頃からいかに高い仕様がテレビ放送で採用されていたかを物語るものです。

 電話機やパソコンなど、次々と新しい仕様の製品が開発されるような、そんな技術革新が激しい電子機器の分野で、60年もの間、人々を楽しませ続けて来た「地上アナログ放送」というものが、どれだけ素晴らしい技術だったのか、当時の関係者の見識の高さには頭が下がります。

 

 誰も「地デジ移行」など望んでいたわけではないのに、政府が音頭をとってイッキに行なわれた今回の「地上アナログ放送」の放送停止は、明らかにそこに何らかの意図があって行なわれたものだと私は思っています。

 

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 地デジ放送を受信するためには、デジタル放送に対応した機器を買い揃える必要があり、それらにはこういう「B-CASカード」と呼ばれるカードが付属しており、このカードを挿入しなければ放送を受信することができません。
 今までの地上波アナログ放送の視聴の際には必要なかった、このカードの存在そのものが、うさん臭さの象徴だと私は考えています。

 

 つまり、政府が音頭をとって行なわれた今回の地デジへの「強制切り替え」は、誰かにとって「うま味」があるからと考えるのが自然であり、美味しい思いをするその一つが、このB-CASカードの発行や管理を行っている「ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ」、略して「B-CAS社」です。

 この「B-CAS社」に関しては、とにかく不評が山積しており、どう見てもどこかの天下り関連会社の一つであるだろう事は明白です。

 今は、「BS・CS・地上共用カード」を含む全ての種類のB-CASカードのユーザー登録は廃止されたようですが、今年の春まではネットや郵送で住所や氏名を登録しなければ、テレビの継続視聴はできませんでした。
 これは、おそらくNHKの受信料などの未納を防止するためではなかったかと私なんかは勘ぐっています (^^;

 

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 何はともあれ、ユーザーだけに全ての負担を強いる、今回のような政策は許されるべきではありません。

 テレビを地デジ対応に買い換えただけでは、今までと同じようなテレビ生活は送れないという事を政府はもっと真剣に告知するべきだったと思います。

 今時、ビデオを使っていない家庭はほとんど無いと思いますが、ビデオだって地デジに対応していなければ、録画はできないワケで、そういう、地デジ視聴に関わる全てのモノを新しく買い換える費用は、全額利用者負担しなければならないというのは、ユーザーの一人としてとうてい納得いきませんねぇ ・・・  (ノ_-;)ハア…

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コメント

(^_^;)(^_^;)(^_^;)(^_^;)(^_^;)

デジタル化で放送局の高額な機器類もすべて取り換える事となり我々運び手にとって美味しい仕事となりました

この先ラジオの方もデジタル化が進みまたまた美味しい仕事をさせていただいております

まったくもって

投稿: タマパパ | 2011年7月28日 (木) 21:00

 パパさん、どうもです (^_^)/

 まったくもって、羨ましい限りです (^_^ゞポリポリ
 私の方には、そういう美味しい仕事はほとんど回ってきません。
 乗っている車が小さいから、機械類の依頼はほとんどないですね (^^;
 運んでも、せいぜい、パーツくらいです (〃⌒∇⌒)ゞ ♪

投稿: 夢ピ | 2011年7月28日 (木) 22:59

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