幌車
私は、軽運送の仕事をしておりまして、写真は「幌車(ほろしゃ)」と呼ばれるタイプの軽トラックです。
街中でも比較的よく見かけるタイプの軽トラであり、同業者の間でも人気の高い車種です。
なぜ人気があるのかといえば、普通の軽トラの荷台に、布やビニールなどでできた幌をかぶせただけですから、全体的に軽いので、その分荷物をたくさん積む事ができるからです。
何げなく見ていると、皆同じような幌車に見えるのかもしれませんが、こんな車一つを見ても、ドライバーの性格というか、仕事に対する考え方が表れるのでおもしろいというか・・・ (^_^ゞポリポリ
例えば、この写真のドライバーはかなり几帳面であり、仕事に対してもしっかりした考えを持っているだろう事が伺えます。
なぜそのように思うのか・・・
それは、幌がキチンと閉じられており、全ての綴じ紐が留め金具に正統派の留め方で固定されているからです。
この正統派の留め方は慣れないと面倒くさく思えるので、ついズルをして略式で留めてしまう運ちゃんが多いんですが、略式だと留める時は楽なんですが、開ける時になかなか外せなくて苦労する事になります(苦笑)
こういう几帳面な運ちゃんになら、安心して荷物を任せる事ができるというものです (*^.-^*)♪
見た目にも、スッキリとしているでしょ (^^)v
次に、よく見かける、綴じ紐を留め金具に固定しないで走っている運ちゃんの例です。
幌は閉じられているんですが、幌の一番下に付いているゴムの輪を車体のフックに引っかけただけで走っています。
幌の途中は固定されていませんから、走っていると風に煽られてバタバタとしますし、だらしなく紐がぶら下がっているので、見た目にも美しくありません(笑い)
察するに、面倒な事が嫌いな、ズボラな運ちゃんとお見受けします (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
これは、後ろの幌を全く固定しない、あるいは下ろさないまま走っている運ちゃんの例です。
なぜこんなだらしない姿のままで走るのか・・・
別に幌を下ろして閉じるのが面倒くさいわけではありません。
幌を下ろして閉じてしまうと、運転席のバックミラーを通して後ろが見えなくなるので、それを嫌ってワザと開けたままで走っているわけです。
気持ちはわからないでもないですが、こういう運ちゃんはワガママで自己中心的なんだろうと思ってしまうわけですよ (^_^;
一番上の写真と比べると、明らかにだらしなく見えるし、第一カッコ悪いでしょ (^◇^) 。。。ケラケラ
幌を閉じるのが嫌なら、最初からこういう幌付きのトラックには乗るべきではありません。
プロ意識の欠如した、ダメな運ちゃんの典型例だと私は思っています。
私は、根がズボラなので、上に挙げたような幌車は扱いが面倒に思えて敬遠しています (;^_^A アセアセ・・・
で、こんなタイプのパネルバンと呼ばれる軽トラにずっと乗り続けています。
このタイプの利点は、左右と後ろの三方にドアがありますから、どこからでも荷物の積み卸しが出来るという点です。
荷室いっぱいに荷物を積むなんてことは意外と少なく、場合によってはホンの数個の荷物だけなんて事も多いので、そういう時に幌車だと後ろから積み込み、一度荷台に乗り込んで前の方に荷物を固定しなければなりませんし、下ろす時にも一度荷台に乗り込み、荷物を後ろに移動させてからでないと、荷物に手が届きませんから下ろす事が出来ません。
しかし、こういうトラックに乗っていると、サイドのドアを開ければ直ぐに荷物に手が届くので、便利です。
また、雨の日なんかには、後ろのドアを上に跳ね上げれば、ひさし代わりになって雨を避ける事もできるので、そういう点でも重宝しています (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
一方、欠点はというと、鉄板で出来た箱が乗っているわけですから、車重が重くなって燃費が悪いのと、幌車に比べて荷室が狭いという事でしょうか・・・
当然、幌車に比べれば積める荷物の量も少なくなるわけです (^_^ゞポリポリ
そういう欠点があってもなお、使い勝手の方が上回るので、私のように幌車ではなく、パネルバンを愛車として選択するドライバーも少なくありません (^^)v
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