だんだん
会津で生まれ育った私と、埼玉で生まれ育った家内と・・・
同世代ではありますが、育ってきた環境はずいぶん違うので、一緒に生活していてもいろいろとカルチャーショックを受ける事が少なくありません (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
考え方しかり、日常生活での習慣しかり、話す言葉しかり・・・です (^_^;
先日、こんな事がありました。
日曜日に、家内の実家に出かける用事があって、お昼ぐらいに成田の自宅を出発しようという事になっていました。
出かけるといっても、オトコの私には特に身支度のようなものはありませんで、PCの前に座って家内の様子を窺っていました。
五十路を過ぎたとはいっても、そこは女性ですから、出かける前にはいろいろと準備に余念がないという事で・・・ (^◇^) 。。。ケラケラ
で、そろそろ準備も出来たようなので、家内に向かって次のように声をかけました・・・
「だんだん、出かけようか・・・」と・・・ (^^ゞ
私は、特に違和感はなく、普通にそう言ったんですが、これが家内には通じない・・・ (;^_^A アセアセ・・・
標準語で「だんだん」といえば、「少しずつ」とか「順を追って」とかいうような意味であり、「だんだん秋が深まる」とか、「だんだんこちらに近づいて来る」みたいな使われ方をします。
また、「段々畑」など、階段状になっている場所の形容として用いられる事もあります。
しかし、私が言った「だんだん、出かけようか」は、そういうつもりで言ったわけではありません。
「だんだん」というのは、会津では普通に用いられる方言であり、標準語でいえば「そろそろ」みたいなニュアンスで用いられるんですが、埼玉育ちの家内のボキャブラリーの中には無いことばだったようで、「え?、何?」と聞き返してくる始末・・・ (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
私にだって、「だんだん」が方言だという認識くらいありますが、子どもの頃から慣れ親しんでいることばであるだけに、ふとした拍子に口をついて出てしまうわけで・・・ (〃'∇'〃)ゝ
最近では家内も前後の会話の流れから、聞いたことがない方言であっても、ある程度は意味を推測してくれますが、こういうチョッとした会話の端々にお互いの生い立ちの違いを感じてしまいます(笑い)
来週はお彼岸という事で、会津風に言うなら、「だんだん彼岸花が咲く時期ですね」という事になるのかな (^◇^) 。。。ケラケラ
「だんだん」・・・
山陰や四国など、西日本では、「だんだん」といえば「ありがとう」という意味になる地域もあるんだそうで・・・ (^^ゞ
方言って、おもしろいですよね (^_^ゞポリポリ
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