魔法瓶
象印マホービンの元副社長が殺害された事件を受けて、本当に久しぶりに「マホービン」ということばを耳にしました。
「マホービン」は、言うまでもなく「魔法瓶」の事ですが、会社の名前にも「魔法瓶」という名称がついていたことをあらためて知らされると共に、なんとなくノスタルジックな気分にさせられたというか、思わず小さかった子どもの頃を思い出してしまいました (^_^ゞポリポリ
私が子どもの頃は、ヤカンでお湯を沸かすというのが一般的でして、湧いたお湯をずっと熱いまま保温してくれる「魔法瓶」の存在が、子供心にも不思議でね、本当に魔法のグッズに思えたものです。
しかし、いつの間にか「魔法瓶」ということばは使われなくなっていき、代わりに「保温ポット」とか、単に「ポット」と呼ばれるようになってしまいました・・・
もちろん、私自身も「魔法瓶」ということばを口にしなくなって相当の年月が経ちますし、両親達でさえ今さら「魔法瓶」とは呼んでいないですねぇ(苦笑)
個人的には、「魔法瓶」という名称の方が製品の本質を良く言い表していると思うので、好きなんですが、だからといって「魔法瓶」というのはさすがに古臭いことばに思えるので、用いるのははばかられ、もっぱら「ポット」と言ってしまっている私がいます (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
つまりは、「魔法瓶」ということばは、すでに死語になってしまっているということなんでしょうが、そういうことばを社名の中にしっかりと残しているという事が新鮮な驚きでした。
確かに、昔は「象印魔法瓶」という社名だったように記憶していますが、いつの頃からか、商品やパッケージに書かれているロゴは、こんなふうにローマ字で「ZOJIRUSHI」と変ってしまいまして、それに伴って社名も、単に「象印」に変えたんだと勝手に思い込んでいましたから・・・ (;^_^A アセアセ・・・
そういえば、この分野では国内の双璧とされている「タイガー」も、「タイガー魔法瓶」が正式な社名だったという事を今さらながら思い出しました(笑い)
ただ、「タイガー」の方は「タイガー魔法瓶」と、漢字で表記されているのに対し、「象印」の方は「象印マホービン」と、カタカナで表記されているのが面白いなと(苦笑)
思うに、「タイガー」がカタカナだから、「魔法瓶」は普通に漢字の方が見た目にもバランスよく見えるのかなと。
それに対し、「象印」は漢字ですから、それに続けて「魔法瓶」も漢字だと、チョッと重い印象を与えかねないので、あえて「象印マホービン」とカタカナ表示にこだわったのではないかと個人的には思っています。
ところで、「象印マホービン」社製の魔法瓶には、私も毎日のようにお世話になっています (^^)v
写真は、0.5リットル入りのステンレスボトルですが、この中に毎朝淹れたコーヒーを入れて仕事に持ち歩いています。
普段は右側のものを1本だけですが、長距離になる時や一日中運転しそうな時には、左側のものも合わせて2本持って出ます。
どちらも象印製のポットですが、左側のは10年くらい前に購入したもので、さすがに毎日使っているものだけに、落としたりぶつけたりして見てくれも悪くなってきたので、2年くらい前に新しく購入したのが右側のものです。
同じように見えますが、性能的には左側の方が上らしく、保温能力は今でも左側の古いポットの方が優れていまして、朝入れたコーヒーが、昼過ぎくらいまでは熱いままですし、夕方になってもそこそこ温かく飲めます。
右側のはそこまでは持ちませんで、午後になるともう温くなってしまいます (^^;
この辺りの事を含めて、5年前に「珈琲のかほり」という記事を書いたことがありますので、よかったらそちらの記事も合わせてご一読ください ( ^-^)/ ♪
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