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2012年4月 5日 (木)

言った者勝ち

 以下は、4月4日付の産経抄に掲載された冒頭の部分を引用したものなんですが、皆さんはどのようにお感じになりますか?

 

 『開幕したばかりのプロ野球のテレビ中継を見ていて、気になる場面がある。打者がハーフスイングし、ボールと判定されたさい、捕手が一塁や三塁の塁審を指さして主審に「空振り」をアピールする。判断を委ねられた塁審によってアピールが通ることも多い。

 ここ数年とみに増えたようだし、高校野球でもたまに見かける。ルール上認められていることらしいが、これでは間近でストライク、ボールを判定している主審の権威が弱まる気がする。「言った者勝ち」みたいでもあり、どこか釈然としない。』

 

 一見、言っている事はもっともなような気もしますが、私が思うには、この産経抄をお書きになった記者さんは、野球というものをご存じないのかなと (^_^ゞポリポリ

 

 主審が打者の一番間近で見ている審判だという事は言わずもがなですが、主審が判定しているのはストライクゾーンのストライク、ボールであって、立場上ハーフスイングの判定も行ないますが、バットが回って振ったかどうかの最終判定は、右打者なら一塁塁審が、左打者なら三塁塁審が行なうのは当然の事であって、捕手のアピールによって判定が覆ったからといって、主審の権威が貶められるわけではありません。

 これは、真後ろで見ている主審よりも、ラインを跨いで見ている塁審の方が、バットの位置や手首の状態が良く見えるというのがその理由ですから、塁審による越権行為というわけでもありません。

 よって、ハーフスイングのアピールは「言った者勝ち」とかいうようなレベルの低いものではなく、捕手にとってはむしろ当然の行為であり、権利です。

 

 また、主審が打者の間近で見ているというのも、その通りではありますが、その主審よりももっと近くで見ているのは捕手自身ですから、主審が下した振った振らないの判定に不服が出ても少しもおかしくないと私は思います(笑い)

 アピールは、別に根拠のないインネンをつけているわけではありませんから、スポーツマンシップにもとる非紳士的な行為というわけでもありません。

 

 よって、この産経抄の冒頭部分に限っては、私は的外れな言いがかり、あるいは勉強不足による勘違いだと思う次第です。

 

 

 なお、この日のコラムは野球のことについて語ったものではありません。

 この日の産経抄の全文をお読みになってみたい方は、以下のURLからどうぞ ( ^-^)/ ♪

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120404/plc12040403240002-n1.htm

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