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2012年6月24日 (日)

正義の味方

 よく、ヒーローものなんかのドラマの中で言われるセリフの中に、
「正義の味方」ということばがありまして、なんとなく格好良くて、善人みたいなイメージで捉えている方がほとんどだと思います。

 

 「正義の味方」という言い方で、ヒーローものの元祖と言われている作品の一つに「月光仮面」がありまして、マンガはもちろん、実写版とかアニメとか、様々な形でドラマ化もされて、私らが子どもの頃には大人気のヒーローでした。

 

 その中で歌われた主題歌の中には、次のような歌詞がありました・・・

 ♪ どこの誰かは知らないけれど  誰もがみんな知っている
   月光仮面のおじさんは  正義の味方よよい人よ ♪

 つまり、月光仮面のオジサンは、「正義の味方」であり、「よい人」なのだと (^^;

 

 その後も、ヒーローものの中では「正義の味方」という言い回しが必ずといっていいほどついて回りました。

 ウルトラマンしかり、仮面ライダーしかりで、中には刑事や弁護士などが活躍するドラマの中でも、主人公は「正義の味方」という立場で描かれています。

 

 そんなワケで、「正義の味方」といえば、「善い人」、「正しい人」の代表みたいなイメージをお持ちの方が多いんじゃないでしょうか。

 

 しかし、私はそう単純には思っていません。

 「正義」というのは、必ずしも「正しい」とは限らないと。

 

 「正義」という考えは実に曖昧なものであり、10人居れば
10通りの正義が、100人居れば100通りの正義が存在するのが常です。

 「盗人にも三分の理」ということばがありますが、盗みというのは反社会的な行為であり、それを行なう人は悪人というのが世間的な相場となっていますが、盗みを行なうにもそれなりの理由はあるというのが先のことばの意味です。

 それと同じように、「正義」というのは一方側から見た価値観であり、当然の事ですが、反対側から見れば別の価値観があるわけです。

 

 国家間の戦争というのは、国同士の「正義」が衝突した最悪の結果ですが、これにしたって、どちらかの国が正しくて、どちらかの国は間違っているというような簡単なものではなく、結局は「勝てば官軍」のことば通り、戦争に勝った方の国の言い分が「正しい」という事になり、「正義」だったということになります。

 先の「アメリカ同時多発テロ」でも、「正義」はアメリカ側にあるのかといえば、決してそんな事はなくて、テロを起こした側にも彼等なりの「正義」があったワケです。

 まぁ、どんな理由があったにせよ、テロはよくないと思うのが一般的な考えだと思うのですが、テロリストにもそれを行なうだけの理由は必ずあるはずで、ソレが彼等の「正義」という事になります。

 

 かように、「正義」というものは、いい加減で曖昧なモノであり、私は「正義」ということばを軽々しく口にする人を信用しません(苦笑)

 例えば・・・

 警察は正義の味方なのでしょうか・・・
 弁護士は正義の味方なのでしょうか・・・
 検察は正義の味方なのでしょうか・・・
 裁判官は正義の味方なのでしょうか・・・

 そうであって欲しいとは思うものの、警察官の不祥事は後を絶ちませんし、黒を灰色に、灰色を白にと主張するのが弁護士の仕事です。
 検察も、自分たちに都合のいい筋書に沿って容疑者を犯罪者に仕立て上げるのが常套手段だという事が明らかになりましたし、裁判官は検察側の主張を鵜呑みにして判決を下す組織だということは周知の事実です。

 

 思うに、「正義の味方」というのは、幻想に過ぎないというか、「正義」なんて、口にする人のエゴであり、実に身勝手で都合のよい、「いい加減なことば」だと私は考えています。

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コメント

映画の相棒-劇場版II-のDVDを最低3回観た方がいいかも…
何しろキャッチコピーが、「あなたの正義を問う」ですから…
確かに正義はその人の立ち位置で変わるでしょう…

投稿: プクリポ | 2012年8月14日 (火) 14:14

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