朱雀
今、大相撲は秋場所の真っ最中で、私もテレビでよく取り組みを見ています (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
そういう大相撲好きはたくさんいらっしゃると思いますが、ほとんどの人は、NHKの総合での中継を見ていると思います。
総合ですと、放送が始まるのは15時05分からですから、取り組みも、幕下上位辺りから十両をやっている頃で、正直、よほど大相撲好きでもない限り、16時前後の中入り後辺りから見ているという人がほとんどだろうと思います(苦笑)
中には、17時くらいになって、幕内の後半戦辺りからようやく見始めるという横着派も相当数いらっしゃるのではないかと思います(笑い)
私は、日中は仕事という事が多いものですから、テレビ中継を見ることさえままならないことがほとんどで、その反動もあるのでしょうが、土・日なんかはけっこうテレビの前に居座って、ず~っと観戦しています。
NHKのBS1では、13時~15時05分まで、102chを臨時的に使い、三段目の上位辺りから幕下にかけての取り組みも放送してくれているので、私は見る見ないに関わらず、一応テレビだけは点けて、取り組みの様子を映しています (^_^ゞポリポリ
この辺りの映像は、客席もまばらで照明も暗く、登場する力士たちもほとんど名前も知らない若手か、幕内や十両を経験したベテラン勢ですから、見ていてもそれほどおもしろいとかいうようなものではないんですが、それでも仕切り時間も短く、次々に取り組みを行なうテンポの良さで、それはそれで新鮮な感じがするんじゃないかと思います(笑い)
それはともかくとして、中日となった日曜日、いつものようにBSの102chを点けて、見るとはなしに幕下の取り組みを見ていたんですが、いきなり「福島県会津若松市出身・・・」という呼び出しのアナウンスが耳に入りまして、え~、会津から角界入りしてる力士が居るんだ~ということで、慌てて画面に目を移すと、八角部屋所属の「朱雀」という四股名が映っていました (^◇^;)
会津出身の力士がいるというだけでも驚きだったんですが、その四股名が「朱雀」と聞いてさらにビックリ・・・ (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
「朱雀」というのは、中国の神話に出てくる、天の四方の方角を司る「四神」の一人であり、東の青竜(せいりゅう)・南の朱雀(すざく)・西の白虎(びゃっこ)・北の玄武(げんぶ)がいます。
戊辰戦争の悲劇の象徴として、「白虎隊」の名前は有名になりましたが、会津藩では軍を年齢により四つの班に分けていました。
白虎隊 17歳以下。
朱雀隊 18歳から35歳
青龍隊 36歳から49歳。
玄武隊 50歳以上。
当然の事ですが、「朱雀」という四股名は、この朱雀隊から取ったと考えるのが普通で、そう考えれば、会津出身の私にとっては、何とも気になる力士という事になります (^_^ゞポリポリ
そうこうしている間に、今度は「白虎」という力士が登場してきまして、こちらは会津とは無関係で、兵庫県の明石市出身で、中村部屋所属の力士でしたが、へ~、こんな四股名の力士たちもいるんだなということで、ますます大相撲が楽しみになってきました (^◇^) 。。。ケラケラ
過去には、1970年代に「玄武」という力士が立浪部屋に居たそうですし、「青龍」という力士も、「朝青龍」という四股名ですが居ましたから、青竜・朱雀・白虎・玄武の「四神」全てが角界に実在したという事になります(笑い)
蛇足ではありますが、大相撲と「四神」とは、会津藩とは無関係に、古来から切っても切れない縁がありまして、土俵の上には大屋根が吊り下げられています。
今でこそ、こうした独特の構造になっていますが、以前は大きな4本の柱で屋根を支えていました。
しかし、昭和28年の夏場所から始まるテレビ中継に先がけ、大きな柱は観戦の邪魔になるということで、昭和27年の秋場所にそれまでの柱は取り払われ、吊屋根とした上で、四方には大きな房が下げられました。
これがいま国技館で見られる吊屋根の土俵で、四方の房には以下のような意味があります。
◯正面東側(東北) 青房 東方の守護神である青龍神 春
◯向正面東側(東南)赤房 南方の守護神である朱雀神 夏
◯向正面西側(西南)白房 西方の守護神である白虎神 秋
◯正面西側(西北) 黒房 北方の守護神である玄武神 冬
かつて、土俵の屋台骨を支えてきた「朱雀」と「白虎」の大黒柱。
二人とも、まだまだ線の細い身体をしていまして、正直台頭してくるのはまだまだ先だろうとは思うのですが、いい足腰を持っているようなので、「朝青龍」がそうだったように、やがて角界を背負って立つ看板力士になっていただければ幸いです o(*^▽^*)o~♪
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