分解
「親」という漢字がありますが、なぜこの文字が「親」という意味になるのか・・・
「親」という文字を分解すると、「立」・「木」・「見」という文字にそれぞれ分けられます。
つまり、「木」の上に「立」って「見」ているのが「親」であるという事です。
これだけだと、ナンのことかわからない方も多いだろうと思いますが、つまるところ、ヒナの巣立ちを木の上でジッと見守っているのが親鳥・・・という図ならいかがでしょう ( ^-^)/ ♪
とかく、「親」の目から見れば、子供のやることは、一事が万事、危なっかしくて見ていられないというのがホンネではないでしょうか・・・ (^◇^;)
そこで、つい、ああでもない、こうでもないとよけいな口を挟みたくなるのが人情だとは思いますが、子供にしてみれば、いちいち親から口うるさく言われたら堪らないですよね(苦笑)
そこで、言いたいことをジッと堪え、温かい目で見守ってあげることも子育てには大事だというコトを、この「親」という文字は教えているわけです。
この例に限らず、「漢字」というのは表意文字ですから、一字一字に意味があって出来ています。
こういうところが西洋のアルファベットなどに代表される表音文字と違って私は大好きでね (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
また、「歩」という漢字がありますが、この文字も、「止」という文字と「少」という文字に分解できます。
つまり、「歩く」という事は、「止まる」事を「少なく」する事によって、前に進むことを表わしているわけです。
こういうふうに考えると、例えば「花」という文字は「艸」と「化」に分解でき、「艸(くさ)」が「化け」たものが「花」とか、
「靴」という文字は「革」と「化」に分解でき、「革」が「化ける」と「靴」になる。
さらに、「鞄」という文字は「革」と「包」に分解でき、「革」で何かを「包む」と、それは「鞄」というなど、漢字がおもしろく思えてくると思うんですが、そうでもありませんかね (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
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