衣笠丼
先日、ラジオを聴いていて、「衣笠丼」という京都のご当地グルメの存在を知りまして・・・ (^_^ゞポリポリ
なんとなく、作り方も簡単で、美味しそうだと思ったものですから、家内に電話して「『衣笠丼』が食べたい」とリクエストしてみました (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
この「衣笠丼」ですが、簡単にいえば「親子丼」の「鶏肉」を「油揚げ」に、「タマネギ」を「長ネギ」に替えたモノということで、「親子丼もどき」みたいなものらしいんですが、京都の人たちの間では親子丼よりもサッパリしていて人気があるそうです。
当然の事ですが、家内も「衣笠丼」を知りませんでしたが、私の説明を聞いてどんなメニューなのか即座にイメージできたそうで、あとはネットで詳しいレシピを確認し、作ってくれたのが下の写真の「衣笠丼」です (^_^)V。
さっそく食べてみたところ、これがメチャメチャ美味しい! ヽ(^◇^*)/
なんというか、油揚げですから肉とは違って柔らかく食べやすい食感に加えて、実にサッパリとしていて美味でした。
アッという間に完食してしまいましたよ (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
ところで、なぜこのメニューが「衣笠丼」という名前で呼ばれているのか・・・
「衣笠」というのは、金閣寺近くにある衣笠山に由来してるということで、その昔、第59代宇多天皇が、真夏に雪景色が見たいとワガママを言ったんだそうで、現代においても真夏に山に雪を積もらせることは困難ですから、当時の侍従達は思案の末に、衣笠山に白絹をかけて雪景色を演出したそうです。
この故事から、「衣笠山」は別名「きぬかけ山」とも呼ばれているそうです。
つまり、玉子の白身が雪に、油揚げの茶色が山肌に、ネギの緑色が草木にと、「衣笠丼」の特徴が雪景色の衣笠山に似ているということで、「衣笠丼」という名前で京都の人々に親しまれてきたそうです。
この、京都ならではの「衣笠丼」が名物の店が「尾張屋」ということで、店ができたのは西暦1465年と言われていますから、創業は実に540年あまりになるそうです (^◇^;)
つまり、「衣笠丼」は、500年以上もの間、京都の人々に支持されてきたということになるんでしょうか・・・ (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
いや、さすがに歴史の重みのある京料理ですなぁ、見よう見まねで作ってもらってもこの味ですから・・・ o(*^▽^*)o~♪
厳密にいえば、ネギ一つとっても、京都界隈で一般的に食されているのは「青ネギ」と呼ばれる「九条ネギ」ですし、関東で一般的に食されているのは「白ネギ」と呼ばれる「根深ネギ」ですから、味も見た目もずいぶんと違うんでしょうし、同じ食材を使って同じように調理したとはいっても、そこはそれ、本場モンの「衣笠丼」はさぞかし美味いんでしょう なぁ (^◇^) 。。。ケラケラ
【九条ネギ】 【根深ネギ】
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