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2013年1月31日 (木)

消滅

 大相撲の初場所も終わり、1月も今日でお終いです。

 本場所中には、大横綱の大鵬の訃報が伝えられるという信じられないニュースもありましたが、その大鵬ら数々の名力士を排出した名門の二所ノ関部屋が、初場所終了後に消滅した・・・

 このニュースにも驚かされたというか、信じられないというか・・・

 

 二所ノ関一門といえば、ついこの間までは多数の関取を抱え、隆盛を極めていたはずの二子山部屋も、いつの間にか消滅していたというのも信じられませんが・・・ (;^_^A アセアセ・・・

 

 相撲部屋が消滅するというのはそれほど珍しい事ではありませんが、二所ノ関部屋ほどの名門が、それも一門を代表するリーダー格の部屋が消滅となると、これは異例中の異例と言っていいと思います (__;)

 というか、普通はあり得ないハナシだと思うのですが、どうしてこんな情けない事態に至ってしまったのか・・・

 

 結局のところ、消滅に至る直接的な理由は「経営難」ということになるわけですが、一般の人達にとって角界の相撲部屋というのは馴染みがないだけに、「経営難」などといわれてもピンと来ないと思います。

 

 相撲部屋の場合、経営の善し悪しというのは、一口にいえば名前の売れた関取が部屋にどれだけ居るかということに尽きまして、人気力士や有望力士が居る部屋には、後援会という名のタニマチも多く付きますし、入門志願者も多いですから、部屋の経営も楽ということになりますが、逆にいえば、部屋に活躍している有望力士が居ないと、アピール度も低くなりますから、その部屋に入門しようという若者も減りますし、強い力士も育っていかないということになります。

 そうなると、ますます入門志願者は減り、力士の人数に応じて支給される日本相撲協会からの補助金も減るコトになって、経営はどんどん苦しくなっていきます・・・

 いわゆる「負のスパイラル」に陥って、そこから脱出することはますます困難になるというワケです。

 

 二所ノ関部屋の場合も例外ではなく、現二所ノ関親方が部屋を継いでからの40年近い間に、育てた関取は大善ただ一人という無能さで、平成に入ってから部屋は急速に衰退し、力士数は激減。
 今場所、二所ノ関部屋に所属していた力士は、三段目以下の力士がたった三人だけだった・・・ (__;)

 当然の事ながら、昨年の暮れから関係者の間で必死で後継者探しをしてはいたものの、貧乏部屋に加えて、伝統ある部屋の名前が重すぎて、手を挙げる親方は現われず、100年以上にわたる二所ノ関部屋の歴史に、ついに終止符が打たれる事になった・・・ (ノ_-;)ハア…

 

 部屋の閉鎖に伴い、二所ノ関親方と部屋付きの親方二人、それに行司と床山の計五人が同じ二所ノ関一門の松ケ根部屋に移籍しましたが、元小結大善の富士ケ根親方だけは、なぜか二所一門ではなく、出羽海一門の春日野部屋に移籍した (^^;

 所属力士三人は、引き受ける部屋が無かったのか、それとも力士を続ける事に嫌気がさしたのか、結局引退を余儀なくされた・・・

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コメント

現状で相撲部屋の数が多すぎる(と私は思っています)ことも一因だと愚考致します
もう一つは昨今の趣味の多様化で相撲を志す人が減ったのも大きいのではないかと…
あの出羽海部屋に関取(十両以上の力士)がいないくらいですから(112年ぶりだそうですよ)
全ての責が親方に帰すというのは少し酷に過ぎるのではないかと思いますが

投稿: No Name | 2013年2月17日 (日) 19:32

 どちら様か存じませんが、せっかくのご意見ですからお名前がいただければ有り難かったかなと (^^ゞ

 それはともかくとして、部屋別総当たり制をとっている現在の角界においては、部屋の数は少ないよりも多い方が、よりバリエーションのある取り組みが見られますから、個人的には大歓迎です。

 だからといって、同部屋同士の対戦が組まれる個人総当り制を願うわけではありません。
 あくまでも、部屋別総当たりでいいんじゃないかと思っている一人です (^^ゞ

投稿: 夢ピ | 2013年2月17日 (日) 21:28

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