下柳の引退
ダイエー、日ハム、阪神、楽天と、4球団を渡り歩き、通算129勝を挙げた下柳剛が、ついに現役を引退すると報じられた。
プロ野球大好き人間の私ですが、愛しているのはホークスという球団であって、選手個人にはほとんど思い入れはありません。
普通は、○○という選手が好きだから、××というチームを応援するというのが一般的なファンの心理だと思いますが、私に限ってはそういう事は一切ありません。
そんな私にも、好きな選手は何人か居まして、件の下柳も好きな選手の一人でした。
思えば、ホークスが万年Bクラスが当たり前だった90年代、毎日のように中継ぎで登板しては、弱かった当時の投手陣を必死で支え続けてくれた鉄腕ぶりには、今でも感謝しています。
その功労者を惜しげもなくトレードで放出した当時のダイエーには、かなりの憤りを感じたものです。
以来、チームは違えども、下柳の活躍を陰ながら応援してきました (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
器用な生き方が出来ず、いつもナニを考えているのかわからないような、そんな寡黙で不器用なキャラに親近感を抱いていたといえば、私が下柳を好きな理由もなんとなくおわかり頂けるのかなと (^_^ゞポリポリ
そして、私の好み通り、必死で現役にしがみつき、ボロボロになるまで投げ続けてくれた下柳に、あらためてお疲れ様と言いたいと思います。
昔は「サムライ」と呼ばれるような個性的なプロ野球選手がたくさんいたものですが、最近は小粒な選手ばかりで、目立つようなキャラはほとんど居ない、そんな淋しい状況が長く続いていますが、そんな中にあっても、下柳という投手は十分すぎるくらいの存在感を示してくれていました o(*^▽^*)o
若い頃は持ち前の速球を武器に、とにかくチカラで押しまくっていた下柳も、年齢と共に球威の衰えは隠せず、阪神に移籍した頃からは、変化球を主体にのらりくらりと打者の打ち気をそらして打ち取る、いわゆる「技巧派」と呼ばれる古狸へと変身しましたが、それはそれで下柳のキャラと相まって、なんともいえない・・・というか、ひと言で言えば「食えない投手」として知られるようになりました (^◇^) 。。。ケラケラ
ちなみに、6年前にも「アイアン・ホーク」という記事で下柳に対する思い入れを語ったことがあります (^_^ゞポリポリ
よければ、そちらの記事も合わせてご一読願えれば幸いです・・・
下柳の現役生活は22年間。
決して順風満帆というような野球人生ではなかったとは思いますが、それでも下柳にとっては十分とはいえないまでも、存分に野球を楽しめた現役生活だったんじゃないかと・・・(苦笑)
個人的なファンの一人としては、感謝でいっぱいです。
本当にありがとうございました・・・ m(_ _)m
| 固定リンク
コメント