斉藤和巳の退団
今日付けで、ソフトバンクホークスの斉藤和巳リハビリ担当コーチが退団する・・・
アスリートである以上、避けては通れない「引退」という二文字。
斉藤は、「コーチ」という肩書きのもと、現役復帰を目指して長い長い、長~いリハビリを続けて来ましたが、1軍のマウンドで活躍する姿がイメージできなくなったとして、支配下選手登録の期限となる7月31日付けでチームを退団することを決断したというもの。
たとえ好きなチームであっても、選手個人に対しては、ほとんど思い入れを持たない私ですが、斉藤和巳は数少ない「好きな選手」の一人であり、もう、あの気持ちが前面に現われた熱いマウンド姿を観る事は叶わないのかと思うと、残念でなりません・・・ (__;)
思えば、カズミがエースとして輝いていた最後の年は、2度目の沢村賞を取った2006年・・・
2007年からは、登録抹消と変則登板で、シーズン登板数は僅かに12回と激減。
それでも、6勝3敗で、防御率は2.74という成績を残した。
2008年からは手術とその後のリハビリが長く続き、以降、実戦のマウンドに立つ事は一度も無かった・・・ (__;)
2011年には、支配下選手登録も解かれ、「3軍リハビリ担当コーチ」という肩書きのもと、事実上の自由契約選手として現役復帰を目指し、必死でリハビリを続けていた・・・
その微妙な立場も、3年目となる今シーズンは、さすがにカズミとしても決断せざるを得なかったという事なんでしょう。
カズミの活躍は決して長い期間ではなく、実質的な活躍期間は2003年から2007年までの5シーズンという事になるわけですが、その間に彼が果たした功績は、球団史上にも燦然と輝く偉大なものだったと私は思っています。
よく言われる、「記録よりも、記憶に残る選手」でした。
ファンに対しては、全幅の信頼でマウンドを任せられる大エースとして君臨し、味方に対しては、常に背中で皆を牽引する精神的支柱として存在し続けました。
一方、相手チームに対しては、嫌~な嫌な先発投手としてマウンドを死守してくれました。
活躍した期間が短かったため、通算でも79勝しか挙げていないにも関わらず、通算勝率は 7割7分5厘を誇り、「負けない投手」として球界にも大きな足跡を残した。
あのダルビッシュでさえ、斉藤和巳には一目も二目も置いて、ライバル視していた・・・
ケガさえなければ・・・とは、不運なアスリートに対しよく言われることばではありますが、ケガが多かったからこそ、そこで得られた貴重な体験も少なくなかったのではないか。
選手間の人望も厚い選手だったので、でき得れば、その体験を指導者として後輩の育成に生かして頂けないものかと思うしだいです。
正直、もう、現役復帰は難しいのかなと思うようになって数年経ちますが、心の底ではもう一度マウンドで投げるカズミの勇姿を観たいと思っていたので、実際にこの日が来てしまったことは、やはり寂しいというか、悲しいというか・・・ (__;)
少なくても、私はホークスに斉藤和巳という偉大な投手が居たことを忘れない。
最後に、在りし日の斉藤和巳の勇姿をネットで見つけたので、貼り付けさせて頂きました。
マウンドで投げている姿は私もよく知っていますけど、試合前のウォーミングアップとか練習などの舞台裏を観るのは初めてなので、私としても新鮮な気持ちで拝見させて頂きました (*^.-^*)♪
今日まで、本当にありがとう・・・ o(*^▽^*)o~♪
そして、本当にお疲れ様でした・・・ m(_ _)m
陰ながら、今後の活躍を願っています・・・
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