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2013年8月26日 (月)

スノーシェッド

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 私の故郷である奥会津地方の道路を車で走っていると、「スノーシェッド」と呼ばれるこんな感じの、「トンネルもどき」の建造物をよく見かけます。

 

 これは、いわゆる「雪除け」の類で、会津地方でも屈指の豪雪地帯である奥会津ですから、積雪で車の通行ができなくなるとか、雪崩が起きた際に巻き込まれるなどの災害を防ぐ目的で、道路を屋根ですっぽりと覆ってしまい、崩れてきた雪は屋根の上を超えて反対側に落ちるようになっています。

 雪を避けるためのものが「スノーシェッド」で、岩を避けるためのものが「ロックシェッド」と呼ばれ、基本的な構造は一緒とはいうものの、さすがに「スノーシェッド」よりは「ロックシェッド」の方がずっと頑丈に造られています (^_^;

 

 私が子どもの頃から、村と隣町との境となる「綱木渓谷」にはコンクリートでできた「スノーシェッド」が1基造られていまして、やがてそれは延長に次ぐ延長工事が行なわれると共に、他の場所でも建設されて、村の中でも珍しい存在ではなくなりました。

 

20130822004  今でこそ、こんな感じで建造物に名前が掲げられていますから、これは「スノーシェッド」という名前だという事を知っていますが、子どもの頃は耳で聞いて覚えた知識しかなかったので、ずっと「スノーセット」だと思っていました (〃⌒∇⌒)ゞ ♪

 

 「シェッド」というのは、「シェード」のコトですから、「覆い」という意味になります。

 ちなみに、「トンネル」は日本語で「隧道(ずいどう)」と呼ばれますが、「シェッド」は日本語だと「覆道(ふくどう)」と呼ばれます。

 

   20130822001

 

 「覆道」は、「洞門(どうもん)と呼ばれる事もあり、「洞門」として有名なのは、箱根駅伝のコースにもなっている、国道1号線の「函嶺洞門」でしょうか。
 「函嶺(かんれい)」とは「箱根」の異名で、こちらは落石を避けるための「ロックシェッド」になります。

 「函館」という地名にもあるように、「函」という文字自体に「箱」という意味がありますから、「函嶺」で「箱根の山々」というニュアンスを現わしたとも考えられるのですが、ここは、『箱根の山は、天下の嶮
函谷關も ものならず』と、唱歌の「箱根八里」の歌詞にもあるように、
「箱根峠」といえば険しいという事で、中国の「函谷関」にしばしば喩えられることから、「函嶺」も「函谷関」からとったのだろうと私は考えています。

 

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 蛇足ですが、「トンネル」「シェッド」の大きな違いは、「シェッド」の場合、山側とは反対側の側面が吹き抜けになっていて、外が見えることです。

 さらに言うならば、トンネルの断面は半円形のかまぼこ形をしていますが、シェッドの断面は四角い形をしており、天井は谷側へと傾斜しているのが一般的です。

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