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2013年9月11日 (水)

宮崎 駿

 アニメ界の象徴とも言える宮崎駿監督が、最新作の「風立ちぬ」を最後に、長編映画の製作から引退すると報じられてしばらく経ちました。

 

 日本に限らず、世界でも宮崎アニメの評価は高いようで、引退を惜しむ声も多いようですが、チョッと待て、映画監督の引退ならともかく、たかがアニメの監督の引退に何をそんなに大騒ぎしているんだろうというのが私の偽らざる思いです。

 「ルパン三世 カリオストロの城」を始め、トトロやナウシカなど、宮崎アニメの代表的な作品は、テレビで放送されたものを私も一通りは見ましたが、確かにおもしろかったけれど、それほど感動したとかいう記憶はないし、単なるファンタジー作品の一つというのが私の宮崎アニメに対する評価の全てです。

 ですから、一度見たらそれで十分で、同じ作品をもう一度見てみたいと思った事は一度もありません。
 そのあたりが、「映画」とは決定的に違う、「アニメ」の悲しさなのかもしれません。

 

 私がアニメ界で評価している人物は、手塚治虫石ノ森章太郎、そして藤子不二雄の3人というか4人で、彼等がアニメ界のパイオニアとして業界に残した足跡の大きさから比べれば、宮崎駿なんて足元にも及ばないというか、小手先のテクと発想には秀でてはいるものの、所詮は後塵を拝した感が否めない「二番煎じの小者」だと私は思っています・・・

 もちろん、私はアニメの黎明期からリアルタイムで見て知っているわけですから、子どもの頃に「鉄腕アトム」や「サイボーグ009」、「パーマン」みたいなテレビアニメを見て驚き、感動したあの新鮮な思いを、
オトナになってから知った宮崎駿のアニメにも同じように感じろという方がムリなのかもしれません (^^ゞ

 

 そういう意味では、子どもの頃から宮崎アニメを当たり前のように見て育った人達にとっては、私が手塚治虫や石ノ森章太郎、藤子不二雄に対して抱いているような神的なイメージを、宮崎駿に対して抱いていてもなんら不思議はないわけです。
 むしろ、彼等にとっては手塚治虫や石ノ森章太郎らのアニメなんて、
古臭いだけの陳腐な作品に見えてしまうのかもしれません(苦笑)

 

 まぁ、宮崎監督が引退とかいってますが、長編はもうムリだと言っているだけで、短編ならこれからも発表してくれる可能性は高いわけですし、スタジオジブリはこれからも新しい作品を製作していくコトに変わりはないわけですから、「残念」だとかいう意見は今回の引退発表には相応しいことばではないんじゃないかと私なんかは思うんですがねぇ・・・ (;^_^A アセアセ・・・

 つまり、表舞台からは「引退」するけど、アニメ界から引退するワケではないというコトでしょ (^◇^) 。。。ケラケラ

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