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2013年11月10日 (日)

芹沢鴨

芹沢鴨といえば、幕末の混迷期、新選組の初代筆頭局長となり、後に新選組の手によって暗殺されて果てたと伝えられている。

 

 その真意はともかくとして、歴史なんて常に勝者の言い分だけで作られているわけですから、アタマから鵜呑みにするような事は危険だと常々私は思っています。

 会津出身の私にとって、新選組はシンパシーを感じる存在ではありますが、歴史の中では日陰の存在でしかありません・・・ (ノ_-;)ハア…

 まぁ、薩長を始めとする新政府にとって、幕府やそれに与した会津藩などは限りなく悪役でなければならなかったワケで、それを否定するような文書や文献は世の中から処分されてしまったのだろうと思います。
 でなければ、自らの存在が危うくなってしまいますもの(苦笑)

 有史以前から権力者たちはそういう事を繰り返し、世界の歴史は
ウソで塗り固められ、作られてきたのだろうと思います・・・

 

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 そんな戯れ言はともかくとして、先日、仕事の途中でこんな看板を見かけましてね、へぇ~と・・・ (〃⌒∇⌒)ゞ ♪

 場所は、茨城県の鉾田市内、チョッと前に話題になった茨城空港が在る航空自衛隊百里基地のすぐ近くになります。

 

 

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 まったく存じませんでしたが、この地、鉾田市芹沢は、芹沢鴨平間重助の出身地という事で、下村嗣司と名乗っていた名を芹沢鴨と改め、清川八郎が結成した浪士組に参加し、京に上って近藤勇らと共に新選組を結成し、自ら初代の筆頭局長に納まった。

 その芹沢鴨の生家が現存しているという事で、さすがに屋敷の中に入ることは叶いませんでしたが、塀の外から見物させていただきました (〃⌒∇⌒)ゞ ♪

 

 私が新選組を敬愛しているとはいっても、正直、芹沢鴨の伝えられている人物像はあまり良くないのですが、それも様々なドラマなどの中で描かれている芹沢鴨像が悪すぎるからで、本当のところの芹沢鴨がどのような人物であったのかは知るよしもありませんが、暗殺された人物というのは、吉良上野介しかり、井伊直弼しかり、芹沢鴨しかりで、たいてい「悪者」という事になっています (^_^;

 そもそも「善人」が闇から闇に葬られるわけはないわけで、殺す方はどうしても相手を悪いヤツというコトにしなければ、暗殺の大義名分を失うわけですから、殺害した後で記録を改ざんし、自らの行動を正当化しようとするのは世の常です。

 しかし、本当に悪者だったのかはどうかは闇の中でして、個人的には一般的に伝えられている「歴史」というのは、たいていウソで、
真逆であることが往々にして有りがちだと思っている一人です。

 

 正直、ほとんど観光地化はされていませんで、地元民が手作りで
芹沢鴨をアピールしようとしている感が否めなかったんですが、それでもワリと好感が持てた新選組ゆかりの地でした (*^-^*)ノ

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