銭湯
「銭湯」などといっても、内風呂が普及した最近では、賃貸であっても浴室のないアパートや借家は希ですから、日常では利用する機会は少なく、馴染みの無いところかもしれません。
しかし、70年代とか80年代くらいまでは、まだまだ浴室の付いていない賃貸物件も少なくなく、銭湯もそこここで見かけたものですが、最近では内風呂の普及から利用客が激減し、昔ながらの銭湯はどんどん姿を消して、スーパー銭湯などに模様替えして生き残りを図る動きもみられます・・・ (^_^;
私自身も銭湯にはよく通った一人なので、銭湯に対する思い入れもひとしおです (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
・・・という事で、写真は、77年の春先から79年の夏まで、私が2年半通い続けた、東京は江戸川区内にある「あづま浴泉」という銭湯です。
もしかしてあの銭湯はまだやっているのかなぁと思い、先日仕事のついでにチョッと寄り道して写真に収めてきました (^^)v
当時の建物がどんな感じだったのか、40年近くも経ってしまうとほとんど思い出せなくて、今と同じようでもあり、ずいぶんとモダンになったような気もしまして、懐かしさにふけるという気持ちでもなく、冷めた気持ちでシャッターを切ってきました・・・ (;^_^A アセアセ・・・
1977年の春、高校を卒業した私は、代々木の専門学校に通うために上京し、4畳半一間のアパートで独り暮らしを始めました。
小さな流しと一口コンロは付いていたものの、洗面所とか浴室はなく、玄関もトイレも共同という、今から考えればかなり条件の悪い部屋だったと思います(苦笑)
それでも1年ほどそこで暮らしまして、翌年から近所の借家というか、当時よく見かけた二軒長屋へと引っ越しました。
二軒長屋というのは、写真のような感じの、平屋の一戸建てに玄関が二つ付いた、共同住宅の古典的なタイプです。
たいてい、二間くらいありまして、狭いながらも地面も付いていて何かと重宝したので、その後もこのタイプの借家にはよく住みました (^◇^;)
ただ、最近ではこういう古いタイプの借家は借り手が敬遠するのと、同じ土地に建てるのならより高層タイプのマンションなどに立て替えをしたがる家主側との思惑が一致して、どんどん姿を消しつつあります (^^;
それはともかくとして、私の場合、先に述べたように77年の春から79年の夏までは江戸川区内で、79年の秋から83年の春までは会津若松市内で、合わせて6年間も銭湯通いをしました (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
その後はいずれもお風呂が付いている物件にしか住んでいないので、もう30年くらいは銭湯とは無縁の生活をしていることもあって、あの頃の苦労は忘れつつありますが、内風呂生活に慣れてしまった今だから銭湯通いはたいへんだったなどと思うだけで、あの頃はそれが当たり前だったこともあって、銭湯まで歩いて通うことを特に面倒だとかたいへんだとか思った事は一度もありません。
ただ、営業時間が決まっていましたから、何かの事情で遅くなり、閉店時刻が近づくと慌ただしく駆け込んだことを思い出します (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
何時くらいまで営業していたのか今となっては思い出せませんが、おそらく23時くらいまでは開いていたと思います。
それでも、雨の日や雪道を歩いて銭湯に通うのは、今から思えばたいへんだったろうと思うのですが、なぜか銭湯通いで辛い思い出とかイヤな思い出とかは無いのが不思議で・・・ (^◇^;)
もしかしたら、小学校や中学校に毎日歩いて通学することが少しも苦ではなかったように、銭湯に通うことも似たような日常生活だったからなのかもしれません・・・
今振り返ると、銭湯に通った記憶は、ただただ懐かしいだけのいい思い出です・・・ (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
という事で、江戸川区の銭湯は今も変わらずに営業していましたが、会津若松市内に在った銭湯は、残念ですがだいぶ前に閉じたようで、すでに建物は無くなっています・・・ (__;)
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コメント
銭湯と言えば私も、大田区のその名もずばり「蒲田温泉」に何度か行ったことがあります。
施設としてはかなり古いですが、黒湯がおすすめです。
蒲田駅近辺には「蒲田温泉」の他にも黒湯の浴場があるようです。多少は加温しているのかも知れませんが源泉があるのでしょう。
銭湯の文化が廃れるのは時代の流れで致し方無いかも知れませんが、特に蒲田には、都内の、京浜東北線とか東急の電車で入れる温泉としてこれからも残って欲しいです。
地元の埼玉にも、日帰り入浴が出来る施設が何ヵ所かあります。



我が家にお風呂があっても、手足が伸ばせて尚且つ場所によっては露天風呂とかサウナもついている日帰り入浴は嬉しいです。特に寒くなるこれからは結構重宝します。
投稿: 力三郎 | 2014年12月14日 (日) 20:12
力三郎さん、どうもです (^_^)/
スーパー銭湯ではない、普通の銭湯の中にもサウナの施設があるところは少なくなく、記事中に挙げた江戸川区の「あづま浴泉」にもサウナがあるようです。
特別な料金も必要なく、一般の入浴料金だけでサウナも利用できるのは有り難いですねぇ (*^.-^*)♪
投稿: 夢ピ | 2014年12月14日 (日) 22:23
私は、三畳一間のアパートから始めました。
当然風呂はありません。
最初、銭湯に行った時はお湯のあまりの熱さに入れませんでした。
でもそのうち慣れました。
以前、私の引っ越しの歴史をブログに書きました。
http://meinoie.blog44.fc2.com/blog-entry-60.html
ところがこの続きを書く気がしなくなり、途中のままなんです。(笑)
投稿: メイの家 | 2014年12月20日 (土) 17:38
メイさん、どうもです (^_^)/
私は、高校時代の下宿生活を始め、都合10回目の引越し先が今の成田のアパートです (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
喜多方→江戸川x2→会津若松→青森→会津若松x2→習志野→八街→成田 (^^;
個人的には面倒な事が嫌いな性分なので、できれば引越しなんかしたいと思った事は一度もないんですがねぇ・・・ (;^_^A アセアセ・・・
数えてみると、こんなに点々と引越ししていたんだなと・・・(苦笑)
投稿: 夢ピ | 2014年12月20日 (土) 22:13