豊真将の引退
大相撲の初場所が開催中で、昨日7日目を終えた。
連日大入り満員が出るほどの活況を呈し、好取組も多くて盛り上がっていますが、その陰で元小結の豊真将が、一昨日の金曜日に引退を発表したと報じられた。
相撲通の間では、豊真将の人気はかなり高いと思います。
その理由が所作の美しさと折り目正しい礼儀からです。
私も最初のうちこそ豊真将を高く買っていたのですが、やがてこの力士はモノにならないんじゃないかと思うようになって今に至ります (^_^;
理由は、あまりのケガの多さです・・・
力士にケガはつきものとはいいますが、豊真将ほど度重なるケガや疾病に泣かされた力士は記憶にありません・・・ (ノ_-;)ハア…
その度に長期休場と番付の急降下という憂き目に遇い、その都度不死鳥のごとく這い上がってはくるモノの、また怪我をして休場というコトの繰り返しで、運がないと言ってしまえばそれまでなんでしょうが、私はおそらくはそういうコトではないのではないかと思っていました。
簡単に言えば、稽古の仕方か、相撲の取り方に何らかの問題というか、欠陥があるから何度も何度も大きなケガをしてしまうのではないかと・・・
師匠の錣山親方が寺尾の四股名で相撲を取っていた現役時代、あれほど激しい突っ張り相撲を毎度毎度繰り広げていたにも関わらず、ケガとは無縁で、初土俵から綿々と築き上げた連続出場記録の1359回は歴代6位、同じく幕内連続出場記録の1063回は歴代4位と、輝かしい数字を残しているにも関わらず、その弟子がケガと休場の繰り返しという体たらくなのはどう考えたらいいのだろう・・・ (__;)
錣山親方の指導法に何か問題は無かったのだろうか・・・ (?。?)
そういえば、7~8年ほど前に四股を踏む時に足を高々と上げる片山という力士がいて、四股の美しい力士などと持ち上げられたコトがありました。
あの時にも、私はあんなみっともない四股を踏んでいるからちっとも成績が上がらないんだと苦言を呈したことがあります。
その時に書いた記事が「片山の四股」というものですが、案の定、片山は短命な力士で終わってしまいました。
豊真将といい、片山といい、相撲以外の礼儀や四股などの「所作」を褒められたことによって勘違いをし、それにこだわりすぎるあまり、肝心の相撲がおろそかになって大成できなかった典型的な例だと私は考えています。
そういう「所作」やこれ見よがしの「パフォーマンス」など、本来の「相撲」以外の話題で人気者になるのではなく、力士の本分は土俵上の取り組みにあるわけですから、そこでしっかりとした相撲を取って観客を魅了して欲しいと私は思います。
というワケで、こういう勘違い力士たちには、二度と出てきてほしくないですねぇ・・・ (ノ_-;)ハア…
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コメント
片山の四股は、水戸泉とか旭日松の塩撒きと同じ様に一種のパフォーマンスでしょう。(笑)
豊真将関の真摯な態度とか礼儀の正しさに対しては好印象を持てますが、不運だったのかもしれません。
疾病で相撲の離脱を余儀なくされていた時期もあり、かなり大回りをして元寺尾の錣山部屋に入ったそうです。
今はただ長年の労苦を癒して欲しいです。お疲れ様でした。
(^_^)/□☆□\(^_^)
投稿: 力三郎 | 2015年1月18日 (日) 07:30
力三郎さん、どうもです (^_^)/
大方の好角家の意見も、おそらく力三郎さんと同じような好意的なモノではないかと思います (^^ゞ
ただ、私は「運がなかった」というひと言では片付けられないように思えてなりません。
結局のところ、豊真将の印象は相撲を取っている力強い姿ではなく、負けて土俵を下りる時のお辞儀くらいしか残っていないのも事実ですから・・・ (;^_^A アセアセ・・・
投稿: 夢ピ | 2015年1月18日 (日) 07:47