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2015年5月 7日 (木)

表現の自由

 米南部テキサス州のガーランド市で開かれていた「ムハンマド絵画展」で3日、発砲があり、容疑者2人が射殺され、警備員1人が負傷したと報じられた。
 
 
 正直、またかという思いしかないのですが、フランスといい、アメリカといい、懲りない国ですねぇ・・・ (ノ_-;)ハア…
 
 「表現の自由を守る」とかいうと、チョッと見は正しい事を言っているようにも思えないわけではないが、「他人の嫌がる事はしない」というのは、世の東西を問わず、社会生活を営む上での最低限のマナーではないのか!
 
 少なくても、私はそう思う。
 
 「マナー」とかいうと、なんとなく「礼儀・作法」のような堅苦しいルールを思い浮かべる方も居らっしゃるかもしれませんが、本来「マナー」というのは、「相手の嫌がる事はしないという他人への思いやり」の事を言うわけで、例えば「テーブルマナー」なんかも、やれナイフとフォークがどうだとか、食べる順番がどうだとかいうような枝葉末節を指すものではなく、音を立てて食べないというような、周囲の人に対する配慮とか思いやりを指して「テーブルマナー」というワケです。
 
 
 翻って、「表現の自由を守る」という「趣旨」は正しいのかもしれないが、だからといってこれ見よがしに預言者ムハンマドの風刺画を描いたり絵画展を開くというのは、イスラム教徒に対する挑発行為に他ならないわけだし、とてもマトモな大人のやる事とは思えない q(`o')ブー!!
 
 今回の絵画展でも、イスラム教徒等によるテロを警戒して、警官や警備員を多数配置して警戒をしていたという事で、主催者側でも襲撃がある事はある程度予想していたわけで、それを押してまでこんなどうでもいいような絵画展を開催しなければならない理由が私にはわからない。
 
 
 人命よりも優先する主義主張があるというのは、とても危険で恐ろしい事ではないかと個人的には思う次第です。
 
 ハッキリ言って、表現の自由を守るための活動というのは表向きの「タテマエ」であり、「ホンネ」はイスラム教徒に対する排斥運動だと思うし、傲慢極まりない思想の暴走だと考えています。
 
 自分の考えを一方的に押しつけるのではなく、もっとお互いの立場を尊重しあう「リスペクト」の精神が持てないものなのでしょうか・・・ (ノ_-;)ハア…
 
 
 もっとも、これはフランスやアメリカに限った事ではなく、某国に対しても声を大にして言いたい事なんですがね (^_^ゞポリポリ

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コメント

全くそのとうりだと思います。
あの行為は表現の自由などではなく、もはや嫌がらせでしかないです。
それぞれ信じる宗教が違うわけなので、それはそれとして尊重しないと世の中成立しないと思います。
相手の嫌がる事をしない、基本中の基本ですよね。

投稿: メイの家 | 2015年5月 7日 (木) 18:28

欧米の民主主義で人間が人間らしく扱われるのは望ましい事ですが、同時に他の人達の事もきちんと尊重出来なければならないでしょう。

言論の自由が保障されているとは言え、言って良い事と悪い事はあるはずです。テロはもちろん許せない行為ですが、一度ならず二度までもイスラムのタブーに敢えて触れてみてテロリストを刺激しているようにしか思えません。

投稿: 力三郎 | 2015年5月 7日 (木) 18:51

 メイさん、どうもです (^_^)/

 10人いれば10人の、100人いれば100人の考えがあるのが人の世の常です。
 もちろん、多数派と少数派とがあるのは仕方がない事ですが、だからといって数の力で少数派を弾圧するのはダメでしょう (^^;

 まず相手の言うことを聞く。
 自分の言いたいことを言うのはその後です。

投稿: 夢ピ | 2015年5月 7日 (木) 19:32

 力三郎さん、どうもです (^_^)/

 なんとなく、欧米の人達というのは有色人種に対して優越感を持っているというか、排他的なところがありますよね (^^;
 私にはそういうふうに見えて仕方がありません。

 今回の一連のニュースに接して、私にはどうしてそういう事をしなければならないのか、どうしても理解できずにいます・・・ (__;)

投稿: 夢ピ | 2015年5月 7日 (木) 19:42

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