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2015年7月 3日 (金)

首位打者争い

 20150703001

 

 上は、今月を迎えた時点でのパ・リーグの打撃成績です。

 

 ご覧のように、西武の秋山翔吾3割8分3厘という極めて高い打率で首位に立っています。

 しかし、ソフトバンクの柳田悠岐も、2位とはいうものの、2毛差という僅差の打率で秋山とハイレベルの首位打者争いをしています。

 どちらの打者も、パ・リーグを代表する好打者ではありますが、バッターとしての内容を比べてみると全く異なり、違うタイプのバッターという事になります。

 

 西武の秋山は、ここまで75試合に出場し、125本の安打を記録して、文字通りの安打製造機として西武を牽引しています。

 一方、ソフトバンクの柳田は、73試合に出場し、105本の安打を記録しています。

 この数字だけを見ると、秋山の方が良いバッターのように思われるかもしれませんが、単純に安打数だけでは語れないのが柳田のスゴイところです (^^)v

 確かに安打数では秋山に20本も水を空けられている柳田ですが、塁打数を見ると、秋山の175に対して柳田は172とほとんど差はありません。

 「塁打数」というのは、打った安打のうち、シングルヒットを、二塁打を、三塁打を、ホームランをとして集計した数の事です。
 安打数で20本も少ない柳田が、塁打数ではしか差が無いのは、打っている安打の内容に差があるという事です。

 単打、二塁打、三塁打はそれぞれ秋山の方が数多く打っていますが、本塁打となると圧倒的に柳田に軍配が上がります。

 わかりやすく例えると、秋山はイチロータイプのヒットメーカーで、柳田は松井タイプのホームランバッターというところでしょうか (^_^ゞポリポリ

 

 ということで、違うタイプのバッターを単純に比較はできないのですが、様々な数字が並んでいる打撃成績の中で、バッターとして一番価値のある数字は何なのでしょうか・・・

 まぁ、人それぞれに打者に求めるモノは違うと思います。

 何といっても「打率」が打者の全てだという人は多いでしょうし、「ホームラン」はなかなか打てるモノではないから、それを量産できる打者こそが一番凄いと思っている人も少なくないと思います。
 また、「打点」を挙げる事こそが打者としての本来の仕事だと思っている人もいらっしゃる事でしょう。

 だからこそ、「打率」「本塁打数」「打点」の3部門は打者の価値を示すタイトルとして打撃三部門と呼ばれ、全てのタイトルを獲得した打者を三冠王と言って讃えているわけです。

 

 しかし、私の考えている打者の価値というものは、そういう数字ではありません。

 例えば、皆さんが草野球などでバッターボックスに立ったと仮定して、その時アタマの中で願うことは何でしょう・・・

 もちろん、野球の試合には様々な場面が有りますから、その時々で願うことも違ってくると思います。

 その回の先頭打者として、あるいはランナー無しの場面で打席に立ったのなら、何とか塁に出たいと思うでしょうし、ランナーが居る場面で打席が回ってきたら、ランナーを一つでも先の塁に進めたいと思うのでしょう。
 また、ランナーが得点圏に居たとしたなら、何とかホームに返して点を取りたいと思うのでしょう。

 しかし、どんなケースであったとしても、打者の仕事というのはただ一つ、「塁に出ること」が全てであり、そのためにはヒットを打つことが必要となります。

 ただ、塁に出る方法はヒットを打つことだけではありませんで、四死球でも出塁は可能です (^^)v

 

 つまり、私が考えている打者の価値というのは、どれだけ塁に出ることができるのか、その一点に尽きます。

 ホームランの数も打点も、塁に出た安打の結果の一つであり、塁に出ることができれば盗塁を記録することも可能ですし、ホームに返ってくれば得点を記録することもできます。

 つまり、野球というのは打者が何らかの手段で塁に出ることから全てが始まるわけで、そういう意味で「出塁率」こそ真の打者の価値だと私は考えています。

 

 翻って、今現在首位打者争いをしている秋山柳田ですが、出塁率は秋山が .427 で、柳田が .477 です。

 それぞれに秋山と柳田を評価する声はあると思いますが、こと出塁率に限って申し上げるなら、秋山よりは柳田の方が優れたバッターだと私は考えています (^^)v

 

 さらに申し上げるなら、安打数では秋山に分があるものの、四死球の数はダブルスコアで柳田に軍配が上がります。
 だからこそ、安打数で負けていても、出塁率は柳田の方が上回るわけです。

 そして、極めつけは盗塁打点の数です。どちらも柳田が秋山を上回っており、チームの勝利に大きく貢献しています (^^)v

 

 つまり、秋山と柳田を打席に迎えた場合、どちらも高い打率を誇る嫌~なバッターではありますが、より敵にしたくないバッターはどちらの方かとあえて問うならば、明らかに柳田の方が嫌らしくて恐いバッターという事になります。

 打てばホームランがあるかもしれないし、そうでなくても長打が打てて打率も高い。
 打てなくても四球を選ぶ選球眼はあるし、出塁率はリーグトップで塁に出る可能性はほぼ2打席に1度 (^^;
 そして、塁に出ればリーグ2位の盗塁数を誇り、得点もリーグトップの60ですから、ホームまで返ってくる可能性もかなり高い・・・ (;^_^A アセアセ・・・

 と、まぁ、柳田悠岐というバッターは実にやっかいな打者として、相手チームには嫌われているんでしょうな (^◇^) 。。。ケラケラ

 

 ちなみに、昨日の試合の結果、秋山は3の1で .383 、柳田は4の1で .381 という結果となり、秋山が一歩リードした感じです (〃⌒∇⌒)ゞ ♪

 しかし、このくらいの高打率になってくると、毎試合マルチ安打を記録しないと打率は上がっていかないので、やっている方はたいへんでしょうなぁ・・・ (^◇^;)

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コメント

ヒットと言う地味な稼業が注目を浴びたのは言わずと知れたイチローのお陰でしょう。イチロー以前はヒット数よりもむしろ打率に重きが置かれていた気がします。

ハイレベルな争いを演じている二人とも「マー君世代」なのは驚きです。
「イチロー世代」といい「松坂世代」といい同じ学年にスタープレーヤーを輩出しているのはある意味うらやましいです。ハンカチと坂本勇人も負けるなよ。
ι(`ロ´)ノ

力三郎と同じ学年で一流選手と言えるのは、給料泥棒…
(゜o゜)\(-_-)

じゃなくて松坂に乗っかって過大評価で渡米した井川慶くらいです…
(^-^;)

投稿: 力三郎 | 2015年7月 4日 (土) 20:50

 力三郎さん、どうもです (^_^)/

 今は「マー君世代」と言うようになったんですか。
 少し前までは「ハンカチ世代」などと言われていたように記憶しているんですが、肝心の斉藤があの体たらくですから仕方がないのかもしれません(苦笑)

投稿: 夢ピ | 2015年7月 5日 (日) 05:23

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