水害
一昨日、愛知県の知多半島に上陸し、日本海に抜けて温帯低気圧になった台風18号ですが、日本の東海上を北上中の台風17号の南風と相まって、茨城県から栃木県、福島県の会津地方にかけて局地的な大雨を降らせ、大きな被害をもたらした。
昨日のテレビは一日中、鬼怒川などの川が氾濫し、大洪水に襲われた各地の模様と自衛隊による救助の様子を報道し続けました。
この被害は、私の故郷である、福島県の南会津地方にも及び、「50年に一度の大雨」と報じられましたが、この「50年に一度」という表現は決して大げさではなく、確かに50年近く前に、私自身が大洪水を目の前で体験したのを思い出します・・・ (__;)
今から46年前の1969年、私が小学5年生の時の夏、私の実家のある山村を大洪水が襲った・・・
その前日から私は、「リーダー講習会」という名の下に、村の中心部にある寄宿舎に仲間と共に泊まっていました。
寄宿舎というのは、雪で通学できない村内の中学生達を一堂に集め、冬の半年間を共同生活するための施設ですが、雪のない間は使われる事がないので、様々な行事に利用されたりもするのですが、さすがにあの日のことは50年近く経った今でも鮮明に思い出すことができます。
それほど、私にとっても恐怖の半日間の体験でした・・・
前日は雨だったものの、それほどコワイという事もなく、皆とレクリエーション等をして楽しく夜を過ごし、眠りについた・・・
異常を知ったのは次の日の朝のこと、寄宿舎の直ぐ裏手を流れる小さな沢が茶色く濁った濁流となって流れていました。
この沢は、普段はほとんど流れらしい流れもないような小さなもので、川幅もそれほど広くなく、まさかこの沢があのように氾濫するとは思ってもいませんでした (;^_^A アセアセ・・・
それでも朝の時点では、まだそれほど大事になるとは思っていませんでしたが、やがて村の中央を流れる川が氾濫したという事で、寄宿舎の前の道路が川となって流れるようになってからは事態は一変します (^^;
道路を流れる水は膝上くらいはありまして、裏手の沢と正面の道路を流れる濁流とに挟まれる格好で、私たちは寄宿舎から出る事ができずに取り残されてしまいます。
そうなると、1階は危険だということで、全員が2階に非難して様子を見守ります・・・
昼ぐらいになると、雨もほとんど止み、洪水もある程度引いて、この頃には被害の様子を聞きつけた地元のテレビ局などのマスコミ関係者の姿も見かけるようになり、夕方までには寄宿舎に集まった全員がそれぞれの自宅に戻ることができたんですが、この時の洪水で村の様子がかなり変ったことを思い出します。
私らが夏に水浴びをして遊んでいた川は、それまでのような姿をしてはいませんで、川岸の砂場もすっかり無くなり、やたらと大きな石がゴロゴロしている川になってしまいまして、泳ぎにくくなって、川で遊ぶ子ども達の姿もめっきり減ってしまいました (__;)
幸いなことに、私の実家のある部落は川から多少離れていたことと、川からはある程度高いところにあったので、被害らしい被害はほとんど無かったのですが、私の部落よりも下流はほとんどが水に浸かる被害を受け、たいへんな事になっていたと後で知りました・・・
会津を襲った集中豪雨は、4年前の2011年にもありまして、その時にも大きな被害をもたらし、今現在に至るも復旧できていない鉄道路線や発電所などがありますが、私の村では2004年にも集中豪雨で死者を出すほどの水害に襲われた事があり、今回の集中豪雨でも村内に避難指示などが出たようですが、大きな被害が無いことを祈るのみです・・・
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コメント
この天気図にもあるように、我が三浦半島の一部にも大雨が降りました。
ところが勤務先は、この雲が無いところであったためあまり雨は降らず、大雨のことを言ってもあまり信じてもらえませんでした。(笑)
1969年の災害を、私は覚えておりません。
私の住んでいたところでは、大した被害が無かったからだと思います。
今回の豪雨では、夢ピさんの故郷の方面でもかなり被害があったようです。
大事に至ってなければ幸いですが。
投稿: メイの家 | 2015年9月12日 (土) 17:52
メイさん、ありがとうございます (*^.-^*)♪
今のところ、被害の報告は無いので、おそらく大丈夫なのだろうと思います (^^;
来週末には故郷の母に面会に行く予定でいるのですが、多少心配ではあります・・・ (^_^ゞポリポリ
投稿: 夢ピ | 2015年9月12日 (土) 21:43