ジェネリック
世に「ジェネリック医薬品」というモノがありまして、特許期限が切れた先発医薬品を基に作られたコピー商品であり、一般には「後発医薬品」という名で呼ばれています。
元々「ジェネリック」というのは、「一般的な」という意味なんだそうで、「ジェネリック医薬品」とは一般的に広く使用され、効能や安全性が確立された医薬品の事を指すそうです。
公に認められたコピー商品ですから、オリジナルの新薬よりも安価で販売されており、利用者にとっても有り難い商品であると言えます。
ところで、オリジナルと同じ成分、同じ製法で作られているといわれている「ジェネリック医薬品」ですが、本当にオリジナルの新薬と同じ効能があるモノなのでしょうか ・・・ (;^_^A アセアセ・・・
同じ成分、同じ製法で作られた薬なら、効き目も同じだろうと思うのが、合理的で一般的な考え方だと思うのですが、私はそのようには考えておりません (;^_^A アセアセ・・・
ただ、医師から新薬とジェネリック、どちらの薬を処方するかと訊かれたとしたなら、どちらでもいいと答えることにしています (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
両者にそれほどの違いはないと思ってはいますが、だからといって同じ効き目を持つ同じ薬だとも思ってはおりません(苦笑)
例えば、名の通った一流の料理人が、自分のメニューのレシピをすっかり公開したとして、そのレシピ通りの食材と手順とで料理を行なったとしても、一流の料理人が作った料理と全く同じモノが出来上がるとは限らないからで、似てはいますが、おそらく同じ味わいの料理にはならないだろうと思います。
いくら同じ食材を揃え、同じ手順を踏もうとも、料理というものには作り手の「真心」というべき見えないスパイスが加味されているのが普通で、それは例えば「愛情」とか「ノウハウ」みたいな曖昧なことばで表現されるものなのかもしれませんし、「隠し味」などと表現される独特の料理法なのかもしれませんが、レシピに書かれた「文字」では伝えきれない「何か」が知らず知らずのうちに加えられているからこそ、一流の料理人の料理として高く評価され、味わい深い料理として食べる人の心を打つわけです。
それと同じで、同じ成分、同じ製法で作った薬であっても、新薬には長い開発期間の間に得た様々なノウハウがたくさん詰まっているわけで、別のメーカーが真似て作ろうとしても、同じ効能を持つ薬を一朝一夕に作り上げることは不可能だろうと私は考えているからです。
まぁ、そう言ってしまうと身もフタもないという事になってしまいますが、「同じ薬」ではないにしても、「似た薬」であることには間違いないわけですから、「ジェネリック医薬品」の存在価値もそこにあるのだろうと私は思っています。
という事で、「正露丸」という胃腸薬がありまして、私も子どもの頃から何かにつけてお世話になってきた常備薬です。
元々は大幸薬品が「正露丸」という名前の商標権を持っていたワケですが、国民に広く浸透している事実を持って商標無効の判決を受け、多くの類似品が「正露丸」という名前で市場にいくつも出回っています。
そんなワケで、ラッパのマークの正露丸以外にも、似たような正露丸がたくさんありまして、類似品の全てがジェネリック医薬品というわけでもないんでしょうが、なんとなく昔から愛用しているという、それだけの理由で、私はラッパのマークが描かれた大幸薬品の「正露丸」を買い続けています (^◇^;)
古来より「病は気から」とも言われていますし、「イワシの頭も信心から」ナンてことばもありますから、私のお腹にはなんとなくラッパのマークの正露丸が一番効くような「気がしまして」ね (^◇^) 。。。ケラケラ
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