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2016年3月 6日 (日)

踏み間違い

 3日の早朝、群馬県の高崎市内において、集団登校中の小学生の列に乗用車が突っ込む事故があり、小学1年生の男児が全身を強打して死亡したと報じられた。

 車を運転していた73才の男性は、「アクセルとブレーキを踏み間違えた 」などと供述しているという ・・・

 ハッキリ言って、「またか」と思う事故なんですが、アクセルとブレーキを踏み間違えた事が原因となって起こった似たような事故は後を絶たず、平成25年にはペダルの踏み間違えに起因する事故は、年間6500件もあったそうです ・・・ (__;)

 

 このペダルの踏み間違いによる事故の特徴ですが、75才以上の高齢者が他の年齢層の2~5倍と高い割合となっていまして、多くの方が加齢による老化現象で運動神経等が鈍り、それでうっかりとペダルの踏み間違いをしてしまうのだろうと単純に考えているようですが、それは大きな間違いだと私は考えています。

 中には、高齢者は動作も判断力も低下しているので、車を運転するべきではないなどとおっしゃる人まで出てくる始末で、世論はおおむね高齢ドライバーに対して冷淡だと感じている私がいます (ノ_-;)ハア…

 

 ペダルの踏み間違いに高齢者が多いのには二つの大きな理由があり、一つは彼等の世代はマニュアル車で運転技術を身に付け、長年マニュアル車で道路を運転してきたワケですが、昨今はほとんどの車がオートマチック車になっているので、基本的にアクセルを踏みさえすれば車はエンストする事無しに走り出すわけです。

 そしてもう一つは、これが事故の根本的な理由だと私は考えていますが、車の構造上の問題で、ペダル類の配置が以前とはずいぶん変わっている事が原因ではないかと私は考えています。

 この辺りの事は、3年前にも「タイヤハウス」という記事で嘆いたことがあるのですが、ハッキリ言ってペダルの踏み間違いによる事故は、ドライバーの運転ミスというよりは、自動車メーカーによって作られた「欠陥車」を運転していたから起きたというのが私の持論です。

 と申しますのも、長年運転していて身体に染みついてしまった動作というのは、ちょっとやそっとで矯正できるものではなく、平常時にはアタマで理解してアクセルやブレーキを操作することができますが、反射的にというか、無意識にというか、咄嗟の時には思いとは裏腹に身体が勝手に動いてしまうわけで、慌てて車を止めようと思って強く踏み込んだ右足の先にあったのは、ブレーキペダルではなくアクセルペダルだったというのがこの手の事故の真相だと私は常々考えています。

 

 「欠陥車」と書きましたが、別に機械的な欠陥があるワケではなく、構造上取られたやむを得ない欠陥ですから、リコールみたいな対策が取られるワケでもなく、本来ブレーキペダルがあるはずの位置にアクセルペダルが設けられているという、危険極まりない「欠陥車」が堂々と公道を走り続けており、ペダルの踏み間違いによる事故は後を絶たないという事態を招いています。

 今回の事故でもそうですが、事故の原因を「運転ミス」として一方的にドライバーに押しつけるのは、亡くなった被害者はもちろんのこと、運転していた加害者にとっても「悲劇」という他はないのではないかと私は考えています。

 

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 という事で、写真は上の2枚が最近主流になってしまった、足元にタイヤハウスが大きくせり出し、これによってアクセルペダルとブレーキペダルを大きく左側に寄せて配置された、私が言うところの「欠陥車」の例で、左がワゴンR、右がハイゼットのペダル周りで、下が私が以前乗っていたサンバーの足元です。

 ご覧のように、両者の違いは一目瞭然で、下のような車なら「アクセルとブレーキを踏み間違えた 」などという凡ミスは起こりにくいと思うんですが、上のような不自然な位置にペダル類が設けられている車に乗っていたら、両者をうっかり踏み間違えるミスがあったとしても不思議ではないと思いませんか?

 少なくても、私は踏み間違いがあっても当然だろうと思っている一人なので、こういうクルマは明らかな「欠陥車」だと声を大にして世に問いたいですねぇ q(`o')ブー!!

 

 こんな欠陥車を製造した自動車メーカーはどうして糾弾されず、責任も問われないのでしょう ・・・  (ノ_-;)ハア…

 こんな欠陥車を運転していたら、ペダルの踏み間違いによる悲惨な事故は、今後も無くなりはしないだろうと私は思いますねぇ ・・・ (怒り)

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コメント

私は三十代の頃、乗り慣れた自分の車で、しかも自宅の車庫入れの最中に、ブレーキとアクセルの踏み間違えをしたことがあります。
当時乗っていた車は、凡ミスは起こりにくい構造ではあり、欠陥車というようなものではなかったと思います。
ヒューマンエラーというのは、おこるものという前提で考えないといけないので、ブレーキとアクセルは離して配置しておくべきですね。

投稿: メイの家 | 2016年3月 6日 (日) 10:30

 メイさん、どうもです (^_^)/

 車庫入れの際というと、おそらくミラーを見てバックしたのではなく、身体をひねって後方を見ながらという事だと思います。
 そういう体勢だと、ペダルの位置も把握しにくいですから、踏み間違いという事もあり得るだろうと思います。

 問題なのは、普通に前を向いて運転しているのに、踏み間違いをしてしまうという事で、今回の事故でも、前を見て運転していたのに、ブレーキとアクセルを踏み間違えて急発進してしまったというところにあります。

 少なくても、普通に運転しているのに、踏み間違いを誘発しかねないクルマを作ってはいけないだろうと私は思うわけです。

投稿: 夢ピ | 2016年3月 6日 (日) 15:20

>少なくても、普通に運転しているのに、踏み間違いを誘発しかねないクルマを作ってはいけないだろうと私は思うわけです。

 この意見には全く同感です。

 私はペーパードライバーの期間が長く、最近地方に住むようになって仕方なく自動車の運転をするようになりました。なので、運転暦は短く、このような事故の多発を見ると怖くなってしまいます。

投稿: バークハート | 2016年3月 9日 (水) 00:32

 バークハートさん、どうもです (^_^)/

 私も同じように思っています。

 軽自動車なんか運転席のスペースも狭いですから、足元にタイヤハウスがせり出していると、ペダル類が左に寄っていますから、上半身はともかくとして、下半身は左側に身をよじって座る感じになります (^^;
 例えるなら、女性が椅子に横座りしているようなもので、これがどのくらい不自然な姿勢なのか、言わずもがなだと思います (__;)

投稿: 夢ピ | 2016年3月 9日 (水) 05:49

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