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2018年1月23日 (火)

明治150年

 皆さん、お久しぶりです (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
 この居酒屋の更新も昨年の1月29日以来ですから、ほぼ一年ぶりという事になります。

 

 それはともかくとして、今年は明治元年から150年の節目に当たるそうです。
 
 とかく昨今は、幕末がブームになっていることもあり、テレビのドラマなんかでも幕末の倒幕から明治維新にかけての諸々を取り上げることが多く、NHKの大河ドラマでも、今年の「西郷どん」を始めとして、15年の「花燃ゆ」、13年の「八重の桜」、10年の「龍馬伝」等々、明治維新の立役者となった人物やその関係者を取り上げることが実に多い。
 
 まぁ、幕末を取り上げれば間違いなくそこそこの数字は稼げますし、そこに登場する人物たちも魅力的に描かれることが多いので、歴史上のヒーローとして人気も高いのが日本という国の特徴です (^^;
 特に、土佐の坂本龍馬の人気は群を抜いており、英雄として祀りあげられることも少なくなく、龍馬に傾倒している人も実に多い。

 

 しかし、何事も表があれば裏があるのがこの世の常なので、私自身は鳥羽伏見の戦いに端を発する「明治維新」への流れとその後の明治政府の政策を好意的には考えていない一人です。
 まぁ、多くの日本人は旧態依然とした幕藩体制を廃し、海外に対し国交を開いて新しい世の中を作り上げた「明治維新」を高く評価していますし、学校の歴史の授業でもそのように教えられたのではないだろうか ・・・

 

 しかし、私が思う「明治維新」とは、260年も続いた太平の世をぶち壊し、日本を再び戦乱の世に落し入れ、その後の百年近くもの間、日本国民がどれだけ多くの血を流し、どれだけ悲惨な思いをさせられたのかを考えると、本当に明治維新は正しいことだったのかと、かなり懐疑的に考えています。

 

 「平和」が大事だということは誰でもわかっていると思うのですが、徳川幕府に代わって日本を統治することになった薩長土肥を始めとする明治新政府は、わずか百年足らずの間に日清戦争日露戦争、そして太平洋戦争と、大国を相手に次々と無謀な戦争を起し、中国や朝鮮など、近隣の国々に対し今でも大きな禍根を残す結果となったことは明白な事実です。
 
 もし、徳川幕府が実権を握ったまま明治を迎えていたとしても、緩やかにではありますが別の形の「明治維新」は行なわれたと思うし、、諸外国ともそれなりにつきあえていたとも思う。
 そして、現代へとつながる繁栄にもつながっていたように私には思えてならない (ノ_-;)ハア…
 どうして明治新政府は、ああも性急な富国強兵策を行ない、海外の列強と次々と戦争を繰り返さなければならなかったのだろう ・・・  (__;)
 
 太平の世を心から願った徳川家康の志を継ぐ、徳川幕府が中心の新政府だったなら、もしかして日清戦争も日露戦争も、そしてあの忌まわしい太平洋戦争も起こすことなく、中国や朝鮮の国々とも友好的な関係が続いていたのではないか、少なくても私はそんなふうに考えている一人です。

 

 「明治維新」ナンてもっともらしい名前が付いてはいますが、所詮は不満分子が武力で幕藩体制を転覆させ、自らが中心の軍事政権を実現させただけという、単なるクーデターの一つでしかない。
 軍事政権なんて、為政者の為政者による為政者のための政権でしかありませんから、国民の事なんてこれッぽっちも考えていないのが普通で、そんな明治維新が讃えられるのは私としては納得いきません ・・・  q(`o')ブー!!
 
 奇しくも、現職の安倍総理は山口県所縁の人物ということで、明治維新風に言うならば長州の士ということになりますか ・・・  (^_^;
 そんな安倍氏だからこそ、折々の言動の端々に、きな臭さを感じてしまうんだろうか ・・・  (;^_^A アセアセ・・・

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