2015年12月29日 (火)

格闘技

 私は格闘技を観るのが大好きでね (〃⌒∇⌒)ゞ ♪

 

 一口に「格闘技」といっても、世の中には多種多様な競技があるわけですが、私が好きなのはリアルファイト系の格闘技であり、プロレスのような見世物系の格闘技はちっとも観たいとは思いません (^◇^;)
 そういう意味では、大相撲も興業の一つではありますし、八百長も個人的にはあると思っている一人ではありますが、それもこれも含め、大相撲だけはどうしようもなく好きでたまりません (^◇^) 。。。ケラケラ

 リアルファイトの中でも、特に好きなのが総合格闘技といわれる競技で、K-1などに代表される打撃系の競技もよく観ますが、ボクシングとか柔道とか、そういう地味系 (^^; の格闘技はほとんど興味はありません (;^_^A アセアセ・・・

 

 一昔前は、NHKの紅白に対抗して、民放各局がこぞって大晦日に格闘技を放送していた事がありました。
 日テレ系では「イノキボンバイエ」、TBS系では「Dynamite」、フジテレビ系が「PRIDE」と、それぞれに趣向を凝らしたマッチメイクを組んで数字を競い合ったものです。

 私も、総合格闘技の「PRIDE」に興奮しながら大晦日の夜を過ごした一人です (*^.-^*)♪

 ところが、いつの間にか格闘技は大晦日の夜から消え、ずいぶん淋しい思いをしていたのですが、ついにというか、今年の大晦日は2局が格闘技を放送してくれるそうで・・・ ヽ(^◇^*)/

 

 フジテレビ系では「RIZIN(ライジン)」を、TBS系では「KYOKUGEN2015」を、それぞれ大晦日の夜に放送するという o(*^▽^*)o~♪

 TBSの目玉である「魔裟斗vsKID」は、一昔前ならいざ知らず、すでに旬を過ぎた感の否めない者同士のマッチメイクですから、私はほとんど興味はありませんで、やはり旬の対戦が目白押しの「RIZIN」の方を優先して見ようと思っています (〃⌒∇⌒)ゞ ♪

 

 メインイベントとなる大晦日の大会を前に、今夜、桜庭和志と青木真也のスペシャルマッチがフジテレビ系で放送されます p(^_^)q ワクワク

 かつてPRIDEの顔として活躍した46才の桜庭和志と、総合格闘家として脂の乗り切っている32才の青木真也との新旧エース対決は、一見話題先行の無謀なマッチメイクと思われている感もありますが、意外と桜庭の勝ちを予想する専門家も居たりして、私も楽しみです (〃⌒∇⌒)ゞ ♪

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2011年9月 8日 (木)

中年の星

 20110908011

 これは、アメリカの元ヘビー級チャンピオンである、ジョージ・フォアマンが語ったとされる言葉です。

 昨日、ロッキーの記事の中でフォアマンの事にちょっと触れまして、そういえばそんな凄いボクサーが居たなぁと懐かしく思い出し、今日の記事となりました (^_^ゞポリポリ

 

 フォアマンが生まれたのは、1949年という事ですから、戦後間もなくのことであり、私より10才近くも年上です。

 そのフォアマンがボクシングで有名になった最初の一歩が、1968年に行なわれたメキシコ五輪です。
 この時、フォアマンは圧倒的な強さを見せつけてヘビー級の金メダルを獲得しました。
 フォアマンが19才の時のことです。

 

 翌年、20才でプロに転向し13連勝、翌年にも12連勝という快進撃を続け、71年に22才でNABF北米ヘビー級王座を獲得。

 73年には、ジョー・フレージャーを2ラウンドKOで倒し、統一世界ヘビー級王座を獲得して、名実ともに世界チャンピオンとなります。
 フォアマンが24才の時のことです。

 以後、74年にモハメド・アリに敗れてチャンピオンの座から陥落するまで、プロで40連勝を続け、怪物ぶりを存分に見せつけました。

 しかし、77年に、ジミー・ヤングに判定負けを喫し、試合後のロッカールームで「神を見た」と言って28才で突然の引退を発表します。

 

 以後は、宣教師になってボクシング界からは遠ざかるのですが、ここまでの人生だけでも、ボクサーとして十分に輝いたスーパースターだったことがうかがえます。

 

 しかし、フォアマンの本当の凄さは、実はこの後の人生にあります・・・

 

 87年に、10年ぶりに現役のリングに復帰しますが、この時すでにフォアマンは38才という年齢です。
 加齢と不摂生な生活のせいですっかり脂肪が付いた肉体は、かつての体型とはほど遠く、すでに伝説のボクサーとなっていたフォアマンですから、このカムバックは無謀と言われ、嘲笑さえ起こりました・・・

 なにしろ、ヘビー級のリングでは、大男達が自慢の豪腕を振り回して戦うわけで、何が起こっても不思議ではないほどの死闘が繰り広げられます。一歩間違えば大怪我はもちろん、命だって失う可能性があります。
 そんな危険な世界へもう一度足を踏み入れようというのですから、周囲は大いに驚き、戸惑ったろうと思います。

 

 しかし、フォアマンは、「カムバックの動機はカネのためではない」と言い放ち、戦いに向かう目はいつも真剣で、その強さもまたホンモノでした。

 明らかにスピードは無くなりましたが、かつての豪腕は健在であり、試合運びが上手くなったことも手伝って、カムバック後、24連勝を続け、91年には、統一世界ヘビー級王者であるイベンダー・ホリフィールドの初防衛戦の相手に指名されるところまで上り詰めます。

 

 往年のハードパンチは、42才となった当時でも健在でしたが、相手は脂の乗った28才の実力派王者であり、下馬評ではホリフィールドの圧倒的優利は動きませんでした。

 予想通り、スピードで上回るホリフィールドは優位に試合を進めますが、防戦一方のフォアマンを倒すまでには至らない・・・

 結局、このタイトルマッチは、12ラウンドをフルに戦って3-0でホリフィールドが初防衛を果たしますが、勝者のホリフィールドを称える声よりも、フォアマンの大健闘を賛辞する声の方がはるかに上回った試合となりました。

 

 冒頭の「老いは恥ではないんだよ」ということばは、このホリフィールド戦の後に語ったものとされています。

 確かに、若さでもスピードでも、フォアマンはホリフィールドの敵ではありませんでした。
 しかし、フォアマンには加齢と共に培ってきた「経験」という確かな武器と、決して失うことのなかった「夢」という大きな支えがありました。

 

 冒頭のことばの他にも、フォアマンは数々の名言を残しました。
 そして、その多くに「夢」ということばが含まれています。

 「夢を見ないくらいなら、死んだ方がマシだ。」

 「努力を続ければ、夢は現実になる。」

 「夢を見ることが出来る者は、何でも出来るということを教えてやる。」

 「目的がはっきりしていれば、苦しい練習にも耐えることができる。」

 「どんなに絶望的でも、どんなに彼方でも、それを私は目指す。」

 

 

 そして、94年の11月、世界中がフォアマンに奇跡を見せられ、そして驚かされることになる・・・

 

 3年前にフォアマンを破り、初防衛を果たしたホリフィールドに勝って、新しくヘビー級のチャンピオンになったマイケル・モーラー。
 フォアマンよりも19才も年下の、26才の若いチャンピオンとのタイトルマッチが組まれ、下馬評を覆して、見事にKO勝ちを納め、史上最年長で世界ヘビー級チャンピオンとなったフォアマン。

 その時にも・・・

 「なあみんな、夢見ることを諦めちゃいけないよ。
  いくつになっても星に願いをかけようじゃないか。」

 そんなことばを語ったと言います。

 

 当時、世界中の人々から「中年の星」と崇められ、讃えられたジョージ・フォアマン・・・

 

 下に、奇跡といわれたKOシーンの動画を貼り付けてみました。
 よかったら、一度ご覧になってみてください ( ^-^)/ ♪
 ちなみに、赤いトランクスを履いている方がフォアマンです。

 

 

 

 その後、フォアマンは95年にアクセル・シュルツを、96年にクロウフォード・グリムスリーを破ったものの、97年の11月、シャノン・ブリッグスに12R判定負けを喫し、今度こそ本当にグローブを置き、リングを後にした・・・

 

 87年にカムバックした時、動機は金ではないと言った通り、ファイトマネーは慈善事業に惜しみなく寄付してきたという・・・

 戦う宣教師として、10年間をリングという四角い戦場に身を投じたジョージ・フォアマン。

 その姿は、お世辞にも美しいとはいえなかったけれど、多くの人が感動を受け、賛辞を贈ったのではないか・・・

 

 もちろん、私もその中の一人であり、フォアマンは間違いなくリングの中で一際大きく輝いた「中年の星」だったと思っています。

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2010年7月13日 (火)

参院選が終わって

 日曜日に投開票が行なわれた第22回参院選は、民主党の大敗に終わり、参院の過半数を大きく下回って終わった・・・ (__;)ガクッ

 

 始めに申し上げておきますが、私は特に支持政党を持たない、いわゆる「無党派層」の一人ですから、ハッキリ言ってどの政党が勝とうが負けようがどうでもいいのですが、少なくてもここ10年くらいは明確な意志を持って投票に臨んでいました。

 その意志とは、「これ以上自民党に政権を任せてはおけない」というもので、少なくても自民党にだけは投票するものかとずっと思ってきました。
 そうかといって、他のどの党に投票しようかと思っても、自民党に対抗できるような党はありませんでしたから、消去法で、なるべく期待できそうなところに投票し続けてきたという経緯があります。

 最近では、元気があるという理由で、もっぱら民主党に投票を続けていますが、だからといって民主党の支持者ではありません (^_^ゞポリポリ

 

 しかし、今回の民主党の大敗は予想外でした・・・ (__;)

 何だかんだ言われてはいましたが、フタを開けてみれば過半数前後の議席は取れるんじゃないかと思っていたのですが、ぜんぜん甘かったですねぇ (〃⌒∇⌒)ゞ ♪

 

 まぁ、古今東西、選挙前に増税を掲げて勝った例は無いといいますから、今回もまさにその通りとなりました。

 なぜ、選挙直前という、あのタイミングで消費税の増税を言いだしたのか・・・ (ノ_-;)ハア…
 それも、党の決定というのならまだしも、菅総理の勇み足というお粗末さ・・・

 自身が総理となって支持率が急上昇し、世論の後押しがあると考え違いをしたのか、あるいはただの奢りだったのか・・・

 どこかのマスコミが「オウンゴール」と揶揄しましたが、まさにその通りだと私も思います。

 

 ただ、今回の選挙で思い知らされたんですが、日本の有権者はレベルが低くてどうしようもないなと・・・ (__;)

 水に漂う浮き草のように、吹く風次第で、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ・・・
 「根無し草」とは、まさに日本の有権者のためにあるようなことばじゃないかと・・・

 

 せっかく政権交代が実現したのに、一年足らずでもう民主党を見限っちゃって・・・

 私は、少なくても4年間はじっくりと民主党の動向を見守ってみたかったんですが、もしかしたらとてもそんな時間的猶予は、民主党には残っていないのかもしれませんね(苦笑)

 いったい、いつから日本人はこんなにせっかちな国民になってしまったんだろう・・・ (?。?)

 もっと腰を据えて今の政府を見守れないんだろうかね。
 確かに危なっかしい舵取りではあるけれど、自民党政権時代には想像もつかなかったような斬新な政策だって、いろいろと行なっているでしょうに・・・ (ノ_-;)ハア…

 

 それにしても、「民主党」にガッカリした有権者が選んだのは、「自民党」ではなくて、第三の政党である「みんなの党」であったというのもおもしろいなと (^◇^) 。。。ケラケラ

 やっぱり、自民党にはホトホト愛想を尽かした有権者が、少なくないのね (;^_^A アセアセ・・・

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2009年3月29日 (日)

ベテランの活躍

 昨日、横浜アリーナで行なわれた「K-1ワールドGP2009」をフジテレビの録画でテレビ観戦しました。

 私は、格闘技も結構好きです。K-1もよく見ますが、どちらかといえば総合格闘技の方が断然好きです (^_^ゞポリポリ
 理由は、K-1は立ち技だけですから、お行儀のいいスポーツという印象ですが、総合はなんでもアリですから、よりリアルな戦いがそこにあるからです。
 なんでもアリだけに、お互いに牽制しあって膠着してしまう試合も少なくありませんが、そういうところも含めて「リアル」な闘いだと私は思うわけです。

 

 それはともかく、昨夜のK-1には興奮してしまいました (^.^; ポリポリ

 格闘技に限らず、野球でもサッカーでも、テレビの画面に向かって大声出して興奮することは私にはよくあることなので、今さらという感じもしないではありませんが、昨夜は、第4試合のジェロム・レ・バンナ vs エヴェルトン・テイシェイラ戦と、第6試合のピーター・アーツ vs エロール・ジマーマン戦を、オープニングで立て続けに放送してくれました ヽ(^o^)尸
 この二試合が予想以上におもしろくて・・・ (^_^ゞポリポリ

 

 ジェロム・レ・バンナは今年36才ピーター・アーツは今年38才であり、共にK-1の顔としてごく初期から活躍し続けて来た大ベテランです。
 そういう事もあって、昨夜はこの二人に肩入れして見ていました (^^ゞ

 

 その二人が、勢いのある若手を相手に一歩も引けを取らない戦いを見せてくれ、バンナは延長を含め5ラウンドを戦ってテイシェイラに1-2で判定負け、アーツは延長を含む4ラウンドを戦ってジマーマンに3-0で判定勝ちを収めた。
 バンナは、負けたとはいうものの、終始攻め続け、内容では勝っていたような感じもするのですが、残念ながら3人の審判のうち二人はテイシェイラに軍配を上げました。
 それでも、一人の審判はバンナに軍配を上げたわけですから、勝者は紙一重の差でしかなかったという事の何よりの証明でしょう。

 

 普通、二人くらいの年齢になると、力も落ちてそうそう勝てないというか、ファイターとして現役で居ることさえ難しい事です。
 現に、二人と共にK-1の創世記だった93年頃から屋台骨を支えてきた、アーネスト・ホースト、マイク・ベルナルド、アンディ・フグ、佐竹雅昭などの面々はすでに現役を引退している。
 フグの場合は病死ですから、引退とはちょっと違いますが、アーツよりも6才も年上ですから、生きていたとしても44才、おそらくリングに立つことはムリだと思います (^^;

 そんな大ベテランの二人なのに、実力のある若手を相手に互角以上の戦いをしてくれるわけですよ(笑い)
 規定の3ラウンド内では決着がつかず、共に延長戦まで戦い、判定にまで持ち込むという素晴らしい戦いを・・・
 見ていて、本当に熱くなりましたねぇ (〃⌒∇⌒)ゞ ♪

 こういう、味のあるベテランの活躍は、いつまでも見ていたいと思わせてくれます。
 彼等のようなアスリートが、本当の意味での「プロ」なんだと思いますねぇ・・・

 この年齢になっても、なお昨日のような試合ができるというのは、日頃の節制や鍛錬が尋常ではないということの証しでもあります。
 人間、気持ちが老け込むと一気に老化現象が始まります。という事は、この二人は気持ちの上でも若手に負けない闘争心が今もなお燃え続けているということになります。
 怠惰な日常を過ごしている私なんかから見れば、本当に頭が下がりますねぇ・・・ (^^;

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2007年10月13日 (土)

人間失格

20071013021  先日のフライ級タイトルマッチを受けて、日本ボクシングコミッションは、近く亀田大毅選手らに対しなんらかの処分を行うと報じられた。

 これは当然の処置だと思うし、ぜひそうするべきだとも思う。

 思うが・・・ しかし私は「亀田一家」に対しては嫌悪感はあるものの、大毅に対してはライセンス剥奪とかの処分までは望んではいない。
 まぁ、何ヵ月かの出場停止程度の処分で良いのではないか・・・ (^^;

 一応、未成年だし、未来ある若者の「夢」や「将来性」をこんな事で潰してしまうのもいかがなものか・・・

 ただし、私がここで言う「将来性」というのは、大毅のボクシングに対する将来性という意味ではない。ハッキリ言って、大毅にはボクシングに対するセンスは無いのではないかと私には思えてならない。
 一応、未来を背負っている子供なワケですから、ある程度厳しい処分はやむを得ないとは思うけれど、ライセンスを剥奪して、ボクシングに対する可能性まで奪ってしまうのは行き過ぎのように思えてならない・・・

 ライセンスを剥奪されても、総合とかの格闘技でやれない事はないだろうけれど、まだボクサーとしてもやり直しの利く年齢なんじゃないの(笑い)

 それよりも、問題にしたいのは亀田史郎だ!

 こういうバカ親の存在は、子供にとっても、ボクシング界にとっても、百害あって一利なし!
 断固ライセンスを剥奪して、ボクシング界からの永久追放をするべきだ。

 いいトシをして、マトモな礼儀も言葉づかいもわきまえていないようなこんなアホは、生きている資格さえないと私は思うぞ。

 まさに「人間失格」だ!!! q(`o')ブー!!

 こんな欠陥人間に、マトモなボクサーなど育てられるワケがない。
 彼が育てた3人の息子たちを見てみるがいい。
 どう贔屓目に見てもマトモなボクサーとは言い難い・・・ (ノ_-;)ハア…
 いや、それ以前に、人間としてどうなのよ (^^;

 興毅も、すでに二十歳を過ぎているわけですから、これからの矯正は難しいように思う。
 彼も、父親と一緒にライセンス剥奪の上、永久追放で良いんじゃないのかな。

 その上で、大毅和毅には、ボクシングを続ける意志があるのなら、しっかりしたジムに移籍の上、チャンとしたトレーナーを付けて育てれば良いように思う。
 子供の未来は、オトナがしっかりと守ってやる責任がある。
 オイタをするのは、子供の習性だ。そんなモノにいちいち目くじらを立てて、咎めだてしていたらキリがない。
 反省するところはしっかり反省してもらって、心を入れ替えて再スタートを切れば良いように私は思う。

 同じ事を繰り返したら、その時にあらためて検討すれば良いだけのハナシじゃないか (^^)v
 甘いかな・・・(笑い)

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2007年10月12日 (金)

茶番

 何かと話題を振りまいた、世界ボクシングフライ級タイトルマッチが昨夜行われた。
 世界チャンピオンの内藤大助が、終始亀田大毅を翻弄し、判定の末に大差で初防衛を果たした。

 いじめられっ子がいじめっ子に対してリベンジを果たした瞬間であった。
 おそらく、日本中が内藤を応援し、この勝利に喝采を送ったのではないか(笑い)

 しかし、いくらナンでもこの対戦は「無謀」としか言えない。
 カネに成りさえすればナンでもアリというマスコミが作り上げた茶番劇だった。
 内藤が苦労に苦労を重ねて手にしたチャンピオンベルト・・・ それを駆け出しの亀田が狙うという事自体、本来はあり得ないハナシなのだが、例によって恥知らずのTBSが金にモノをいわせて実現させてしまった今回の対戦・・・
 興味の無いはずの私でさえ、つい中継を見てしまうのだから、TBSの思惑は見事に当たったというべきか・・・ (^.^ゞポリポリ

 試合が始まると、終始距離を置いてヒット&アウェーに徹する内藤に対して、しっかりとガードを固めながら頭を下げて前に出るだけの亀田・・・
 その格好は、まさしく頭を引っ込めた「亀だ」 (^◇^) 。。。ケラケラ
 経験とテクに勝る内藤の前に、亀田はほとんど何もできなかった・・・
 前に出て圧力をかけ、体ごと内藤に当たって、もつれたはずみでバッティングでも取ろうとしているようにさえ見えた・・・ (^^;

 回が進むにつれ、判定で大差がついていく・・・
 もはや亀田に勝機はなかった・・・

 終盤には、クリンチから内藤をマットに投げ捨てる亀田・・・ (^^;
 怒った内藤が反則を犯す・・・ (^^;;;

 最終回には何度ももつれ合ってマットに転がり、倒れてもなお内藤の頭にヘッドロックをかけ続ける亀田・・・ (ノ_-;)ハア…
 その都度亀田に減点が与えられる・・・
 KO以外での勝利が絶望だから、同じ負けるなら話題の取れる「反則負け」でも狙っていたのだろうか・・・

 見苦しい試合になった・・・ (__;)
 それでも、亀田に好意的なコメントを繰り返すTBS・・・ (^^;

 今後も、こんな対戦カードが組まれ続けるのだろうか・・・
 ファンだって、それほどバカではないと思うのだが・・・

 しかし、内藤はオトナだった (o^∇^o)ノ
 勝って当たり前の対戦だから、とてもやりにくかったと思うが、亀田の挑発に乗らず、冷静にあしらってしっかりと勝利をモノにした。
 勝利インタビューもオトナだった(笑い)

 日本中が内藤に拍手を送ったと思う (*^^)// パチパチ・・・
 ざまぁみろ!>TBS

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2007年1月13日 (土)

主催者の不手際に怒り

20070113001  昨年の大晦日に行われた「Dynamite!!」のメインイベントに組まれた、秋山成勲 VS 桜庭和志の一戦は、なんとも後味の悪いものになってしまった・・・ (__;)

 主催者のFEGは 11日、都内で会見し、メーンで行われた秋山と桜庭の一戦についての検証結果を発表した。 TKO勝利を収めた秋山が、ルールでは認められていないスキンクリームを全身に塗っていたと発表。試合を無効とし、反則行為を行った秋山を「失格」、ファイトマネーを没収する処分を下したというものだ。

 

 試合中にも、桜庭は何度も「滑る」「滑る・・・」とレフェリーにアピールしているが、秋山の体にオイル等は確認はできずに試合は成立、結局桜庭はTKO負けとなった・・・

 その後も桜庭サイドは抗議を繰り返す。当日の試合をテレビ観戦していた私には、イイところなく一方的な試合展開だった事もあり「負け犬の遠ぼえ」くらいにしか感じられなかったが、こうなると話しは違う・・・ (^^ゞ
 ルール上は体に異物を塗る事自体を禁止しており、知らなかったでは済まされない。

 

 こういう大会はスポーツとは言い難く「興行」だから、おもしろければある程度なんでもアリというのが私のスタンスではある。しかし、セコイのとズルイのはイカンですよ、セコイのとズルイのは・・・ (^^;

 

 確かに、全身にクリームを塗っているところを隠そうともしないところから、「悪意」があったとは考えにくいのかもしれないが、しかし、逆に言えば、日常的に塗っているとも考えられるわけだ・・・

 ・・・という事は、秋山のクリーム塗りは今に始まった事ではなく、柔道時代にもやっていたという事になるのではないか。柔道の時には道着を着ていたから体に塗っても影響は無かったのだろうが、襟に塗っていたようだとの声もある (^^;
 火の無いところに煙は立たない。そうなるとやはり塗っていたのかもしれない (__;)
 一度こういうダーティなイメージが付くと、その後の信頼を取り戻すのは簡単ではない。

 

 総合格闘技は「なんでもアリ」のリアルファイトが売り物だけれど、そこには厳格な「ルール」があってこそ成立するのだ。試合の性質上、場合によっては相手の選手生命を奪ってしまう事もあるという事を考えれば、ルールを知らなかったで済まされる問題ではない。
 桜庭が怒るのは当然だろう。

 

 しかし、今回問題なのはそんな事ではない。
 秋山の行為が処罰されるのは当然としても、もっと悪いのはレフェリーを含む主催者側の不手際ではないのか?
 一応、当日の審判団等にも報酬一部カットの処分が下されたようだが、この大会に限らず、野球でもサッカーでも、試合が滞りなく運営されるためにはレフェリーなどの運営サイドが上手に試合をコントロールする必要がある。
 下手なレフェリーがジャッジすると、せっかくの好ゲームもトンだ凡ゲームになりかねないのだ。選手は一生懸命にプレーしているわけだから、つまらない事で試合をぶち壊して欲しくはない。
 それが運営者としての責任であり、義務であろう・・・

 

 今回は、試合前の秋山に対するボディチェックがキチンと行われていたなら起こらなかった事であり、主催者のFEGには改善をお願いしたい。
 合わせて、試合中に桜庭が行ったアピールに対してほとんど何もしなかったレフェリー陣についても猛省を望む!

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2007年1月 2日 (火)

大晦日の格闘技

 私は格闘技が大好きだ (^^;
 プロレスなどは演出もあるから見たいとも思わないけれど、真剣勝負のモノならジャンルはこだわらない。ボクシングでも柔道でもK-1でも興味を引くものならナンでも見る。

 

 大晦日のテレビ番組というと、これまではNHKの「紅白歌合戦」の一人勝ちが長く続き、民放は諦めにも似た状況で打つ手なしだったけれど、ここに来て様子が様変わりしてきた・・・

 2003年の大晦日に、TBS、フジ、日テレ各局が相次いで「K-1 Premium 2003 Dynamite!!」「PRIDE 男祭」「猪木祭り」を放送して真っ向から紅白にケンカを売った。内容はともかくとして、なんとか紅白の牙城を崩そうという民放の経営努力は評価されてしかるべきだと思う。
 世の中、ニーズは多様化している。歌番組を見たい人達ばかりではないはずだ。

 ただ、裏番組はナンでもイイかといえばそうではない。ドラマや映画などではダメだ。なぜならそういうモノは録画してさえおけば後からでも見る事ができるから。紅白に対抗するにはどうしても生で見たいと思わせるだけの魅力が無ければならない。その点スポーツは最適だ。結果がわかってしまってはその番組価値が下がってしまうからどうしても生で見たいと思わせてくれる。
 この結果、紅白は50%を割り込み、TBSが20%弱、フジは10%強、日テレが5%程度と大健闘を見せ、これにより「大晦日は格闘技」という新しい常識が生まれた。

 猪木祭りは早々に大晦日から撤退、PRIDEも暴力団との黒いウワサからフジが地上波撤退を表明し今年は放送されなかったけれど、TBSの姿勢は徹底していた。半世紀近く大晦日に放送していた「日本レコード大賞」を前日の30日に変更してまで K-1 Dynamite で数字を取りに来た。完全に大晦日は格闘技がいける!と判断しての本気の姿勢の現われだったと思う。

 大晦日の視聴率はまだ発表になってはいないけれど、おそらく紅白と K-1 は大晦日の二大巨頭としてこれからも鎬を削っていくのだろう・・・
 視聴者の一人としては、選択肢が増える事は大歓迎だ (^▽^)/

 

20070102002 当然私もK-1 を見たわけですけど、その試合内容はともかくとして、驚かされたのが須藤元気の引退発表だ。
 須藤元気の存在は私の格闘技観戦の源でもある (^^ゞ
 ファイトスタイルも独特なら入場パフォーマンスも最高だ (^^)v
 しかし、私が彼を好きなのは、そういう表の顔とは別に、マジメでシャイな人柄にある。誤解されがちな須藤だけれど、ホントはマジメな好青年だ。

 大晦日のジャクソン・ページ戦では、見事な入場パフォーマンスと共に、グラウンドで下になる不利な体勢からの逆転勝ち・・・ 見事な三角締めで荒くれジャクソンを1RKOに仕留めた (^^)v

 その直後のマイクパフォーマンスでの引退宣言。私にとっては新庄の引退宣言などとは比較にならないほどの爆弾発言であり、とてつもない衝撃を受けた (^^;
 あの戦いぶりならまだまだ現役は大丈夫だと思うけどなぁ・・・
 やはり痛めた首や足首などの古傷の状態は端で見るよりもずっとよくないという事か・・・ (__;)

 しかしもったいないなぁ、須藤は挌闘家としてはもちろんだけど、多方面での才能をいかんなく発揮しているから、何をやっても大丈夫だろうとは思いますけど、格闘技界は銭の稼げるスターを失ってしまった感が否めません・・・ (__;)
 少なくても、賞味期限の切れている桜庭和志よりはずっと魅力的だ (^◇^) 。。。ケラケラ

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2006年10月27日 (金)

大木金太郎が逝く

 昨日、タマパパさんのブログで本当に久しぶりに「大木金太郎」という名前を目にした・・・
 子供の頃によく見ていた初期のプロレスを支えていた一人で、頭突きが得意技だった。その大木金太郎氏が、昨日の午後に慢性腎不全などのため韓国ソウル市内の病院で亡くなったという・・・ (__;)  享年77歳だった。
 パパさんのブログの二番煎じになってしまいますが、お許しください (^^;

 

 大木金太郎・・・本名はキムイルといい、韓国出身のプロレスラーである。
 29歳の時に同郷のレスラーだった力道山に憧れて、漁船に乗って密入国して捕まり、翌年に力道山が同郷のよしみで身元引受人となって釈放された。
 その直後、「日本プロレス」に入門し、同年11月にプロレスデビュー。翌年にはジャイアント馬場とアントニオ猪木が入門・デビューし、「若手三羽烏」と称された。
 ちなみに大木のデビュー戦の相手は猪木である。先輩の大木の勝利で猪木はデビュー戦は負けている。

 力道山が北朝鮮の出身という事はけっこう有名だとは思いますが、意外とご存知でない方も少なくないと思います(苦笑)
 ちなみに、力道山という名前は大相撲時代に用いていた四股名だった。

 

 大木金太郎の見せ場は、なんといっても石頭を利用した頭突きである。特に大木の頭突きは、当時の一本足打法の王にならったもので、片手で相手の頭を鷲掴みにして足を大きくあげて繰り出す大技は、当時「原爆頭突き」と呼ばれる程のハデなもので、リングの周りに集まった観客を大いに湧かせた・・・

 

 特に1972年12月に、やはり頭突きを得意技にしていた「黒い魔神」と呼ばれるボボ・ブラジルと行った「頭突き世界一決定戦」は有名だ・・・
 この勝負には敗れたものの、3日後の再戦で勝利しインターナショナル・ヘビー級王座を獲得する (^^)v

 

 彼のリングでの活躍を見ていたのは私が小学生の頃だった・・・
 子供たちの間でも、けっこう大木は人気があって、よく頭突きのマネをしている子供が居た。私もその一人でしたが・・・ (^.^; ポリポリ

 

 その後はあまりプロレスを見る事はなくなったので、団体間のいろいろないざこざとかはほとんど知りませんが、やはりプロレスという興行の黎明期を支えたレスラーであった事には間違い無い・・・

 心よりのご冥福を祈りたい・・・(-人-)

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