文書の表記には、縦書きと横書きがあり、日本や中国などの漢字圏では古来から縦書き表記を行なって来ました。
これに対して、英語を始めとするアルファベットなどの文字を用いる欧米では横書きが主流・・・というよりも、アルファベットでは縦書きは不可能です(笑い)
無理矢理アルファベットをタテに並べているTシャツのようなものも無いわけではありませんが、そういう場合にも普通は文字を寝かせて、文字の下側を左側にするのが一般的で、文字の下側をそのまま下にして縦に並べて書いてあるのは極めて希です。
しかし、最近では日本国内においても、教科書を始め、PCや雑誌なんかでも横書きがドンドン主流になりつつあり、頑固に縦書きに固執しているのは新聞や書籍類、あるいは国語の教科書くらいのもので、看板でもチラシでもテレビでも、普段目にするものは横書きが断然多いです。
私の経験でも、ノートを取る場合、縦書きで書いていたのは国語のノートくらいのものでしたが、それでさえ小学校の高学年くらいからは大学ノートに横書きで板書を写していました (^.^; ポリポリ
社会人になってからは、およそ縦書きで文書を書いた記憶がありません (^^;
ここまで横書きが市民権を持ってしまった今、縦書きなんて意味がないから無くしてしまった方がスッキリしていいんじゃないかと思っている私がいます (^_^ゞポリポリ
そもそも、日本で縦書きが行なわれてきたのには理由があります。
漢字と、それから派生したひらがなとカタカナは、その起こりから縦書き用に作られているからで、一つ一つの文字を個々に書く場合はともかく、草書のように崩して書く場合には縦書きでなければ形にならないので、ずっと縦書きが当たり前に行なわれてきたのです。
しかし、戦後はかなり事情が違ってきています。テレビが普及し、目から入る情報は新聞や本よりもテレビの画面から入る方が徐々に増えてきて、それと共に文字はドンドン横書きが増えていきました。
書籍類も、小説などは相変わらず縦書きが主流ですが、雑誌類は横書きが増えています。
そういう目で見た場合、横書きに比べて縦書きになんらかのメリットがあるのかといえば、何も無いのではないかという結論になるわけですよ(笑い)
まず第一に、人は右利きの方が圧倒的に多いわけで、そうなると書くのも読むのも横書きの方が断然有利なんですよね。
読む場合の事を考えてみましょう。
縦書きの場合は綴じ口は右側にあります。したがって本屋などで内容を確認しようと思ってパラパラとめくってみる場合、右手で背表紙を持ち、左手の親指でパラパラとやる事になります。利き手でない方の手でパラパラやるのはたいへんじゃないですか?
しかし、横書きですと綴じ口は左側ですから、左手で背表紙を持ち、利き手の右手でパラパラとめくることが容易にできるわけです (^^)v
また、文字を追う目の動きも、普通、本はタテの方が長くできていますから、下まで読んでいって上に戻るよりも、右端から左に戻る方が動きが少ない分疲れないんじゃないでしょうか (^◇^;)
書く場合には横書きの方がもっとメリットがあります。
縦書きですと、先に書いた文章は右手に隠れてしまって部分的に見えなくなりますが、横書きならそういう心配は全く無く、常に全ての文章が確認できます。
また、万年筆のように、インクの種類によっては先に書いた文字が右手で擦れて滲んでしまうようなことも起こり得ます。
第二に、横書きの方がエコであるという事。
文章は、常に行いっぱいを使って書くものではないわけですから、例えば会話のような短い文を連続的に書く場合、縦書きですと紙面の下側が大きく空いてしまいます。
しかし、横書きの場合タテに比べて辺が短いわけですから、紙面の右側にできる空白も少なくて済みます。
これは少々極端な例ですが、ご覧のように、文字に比べて白い部分の方がはるかに多いですよね (^^;
この例の場合、横書きならもしかして2ページで書けたかもしれませんね。3ページなら間違いなく書けますから、それだけでも1ページ余分に使っていることになります (^_^ゞポリポリ
ちなみに、この写真の「戯曲」に書かれている意味ですが、2年ほど前に「伊奈かっぺい」という記事の中で書きましたので、気になる方はクリックしてお読みください ( ^-^)/ ♪
第三に、横書きは文字の種類を選ばないという事です。
小説に限らず、文章というものは漢字やひらがな以外にも数字やアルファベットなども書くことがあります。
よく、「小説は縦書きでないと読みにくい」とか言っている人も多いですが、本当にそうでしょうか(笑い)
もしかしたら、小説は縦書きの本しか見たことがなくて、そのようなものだとの先入観があるから縦書きの方が読みやすいと勝手に思い込んでいるだけなんじゃないでしょうか (^◇^) 。。。ケラケラ
その証拠に、理科や社会の教科書は、国語の教科書に比べて読みにくかったですか?
縦書きよりも横書きの方が文章は自然で、利点も多いという事を検証するために、以下のような場合を考えてみましょう。
文中に英語の単語や文章が入っている場合です。
別に専門書などでなくても、小説だってこのように横文字が入っていることも最近では珍しくなくなりました。そういう場合に、縦書きではどうしても読みにくいですよね(笑い)
いちいち本を横にして読む人も居ないでしょうが、横文字を目にしたらちょっと首を傾げたくなりませんか (^◇^) 。。。ケラケラ
次に、日付や時間を書く場合です。
縦書きだとご覧のような表記になりますが、横書きなら普通にアラビア数字(1,2,3・・・)を使って書くことができます。
どちらが読みやすいかといわれれば、自明の理です (^_^)V。

また、上に準じますが、文中に数字を書かなければならない時に、縦書きだと非常に制約があります。
二桁くらいの数字なら写真のように33~37とか43~47とか書けますが、三桁とか、それ以上の桁の数字はどうやって書くのでしょう (;^_^A アセアセ・・・
横書きなら、何桁の数字であってもなんら問題なく書くことができますよ。
0-0とか、2-3なんて表記も同じです。縦書きで書くよりもこのように横書きの方が自然に読めると思います。
100%なんて表現も横書きならこの通りですし、100kmとか100cmとか、いずれも縦書きじゃ不自然な表記にならざるを得ませんよね。
0.4秒というのも同じです。
ところで、縦書きでないと不自然なものが一つだけ思い浮かびます。
それは、背表紙に書かれた本のタイトルです (^◇^) ヒャッヒャッヒャ・・・
本棚に立てた時、これだけは縦書きの方に軍配が上がりますねぇ (;^_^A アセアセ・・・
今は、プロの物書きの多くは、PCを用いて原稿を書いている方が多いそうです。
中には愛用の万年筆でないと筆が進まないとかいって、相変わらず原稿用紙に手書きをしている人も少なくないようですが、PCの画面は当然ですが横書きで表示されます。それが馴染めないからと、わざわざ縦書きに表示を変えて入力している人も多いと聞きます。
ソフトによっては、ご丁寧に原稿用紙が画面に表示されるんだそうで (^◇^) 。。。ケラケラ
縦書きなんて、そこまでしてこだわるようなものなんですかねぇ・・・ (?。?)
私ゃ、文章の表記は全て横書きだけでいいと思っているんですが・・・ (〃⌒∇⌒)ゞ ♪