暦の上では「立春」を過ぎ、季節は「冬」から「春」へと移っていこうとしています。
しかし、実際にはまだまだ寒い日も多く、「春は名のみの、風の寒さや ・・・ 」と早春賦にも歌われているように、2月は「春」というには時期尚早の感が否めません ・・・ (;^_^A アセアセ・・・
ところで、タイトルに掲げた「三つの春」というのはどういう意味だと思います?
「冬」から「春」へと季節が移っていこうとするこの時期、まず「光の春」に気付き、次に「音の春」が訪れ、最後に「気温の春」がやって来て、やっと本格的な春となると昔から言われてきました ・・・ (*^.-^*)♪
この、「光の春」・「音の春」・「気温の春」の三つを指して、三つの春と勝手に命名してみました (^^)v
暗く寒い日々が長く続いた冬の時期から比べると、いつの間にか窓の外が早い時刻から白み始め、夕方も暗くなるのが次第に遅くなって、暮れの頃から比べるとだいぶ日が長くなってきたように感じるのが今頃でしょうか・・・
どの季節であっても、一日の長さは24時間と決まっているにもかかわらず、明るい昼の時間がだんだんと長くなってくると、なんとなく一日の時間も長くなったように感じて、得したように感じるのは私だけではないと思います (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
このように、冬の頃から比べると明るい時間が増えてくるのと共に、日射しそのものも、冬より明るく強くなってきたと感じられるようになり、春が近いことを教えられます。
これが「光の春」というものです (^^)v
そして、続いて「音の春」がやって来ます (*^.-^*)♪
春の音というと、いきおい「春告鳥」の異名を持つ「ウグイスの声」を思い浮かべる人が多いと思うんですが、春の音は決してそれだけではありません (^^;
私なんかは、雪深い奥会津の山村で育ちましたからよくわかるんですが、深い雪に覆われていた長い冬が終わりに近づき、春の足音が聞こえるようになると、まず回りの山々から雪が崩れ落ちるドドドッ・・・という音がしばしば聞こえるようになります (^◇^;)
森や山に生えている木々の枝や、屋根の上に降り積もった雪が、時折ドサッと落ちる音なんかもそういうこの時期に聞かれる春の音です。
また、この頃になると山々の雪解け水が、谷から川へとイッキに流れこむようになり、水量を増した濁流がゴウゴウと大きな音を立てて流れていく様子も見られるようになります。
さらに雪解けが進むと、一面真っ白だった野原や田畑に、ところどころ黒い地面が顔を見せるようになり、薄くなった根雪の下からも小川や堀をチョロチョロと流れていく水の音が聞こえるようになります (*^.-^*)♪
あるいは、積もった雪が溶け出して、道路にはいたるところに水たまりや水の流れが見られるようになり、行き交う車がそれらの水を撥ね散らかす際に出る、ジャバジャバ~ッとかビシャ~という、水混じりの湿った音が頻繁に聞かれるようになるのも春の音といえるのかもしれません。
そして、「暑さ寒さも彼岸まで」の喩えにもあるように、気温も日増しに上がっていき、二ケタの気温が当たり前のようになってくると、最後に「気温の春」がやって来て、梅や桜などの花々も咲き出し、春本番となるわけです ヽ(^◇^*)/
どうですか?
皆様方は、光、音、気温の、どのあたりまで春を感じていますか?
個人的には、山菜に代表される「味覚の春」が一番待ち遠しくて楽しみなんですがね (^◇^) 。。。ケラケラ
最近のコメント