世界陸上の男子マラソンが22日に行なわれ、中国電力の佐藤敦之が2時間12分5秒で6位に入賞したと報じられた。
今回の世界陸上で、私が一番楽しみにしていた競技であるだけに、録画して一生懸命に応援しながら見させていただきました (^^)v
北京五輪以来、男子マラソンは高速化の時代を迎えた。
今回の世界陸上でも、ケニアやエチオピアなどのアフリカ勢を中心にレースは展開し、日本勢は全員完走したとはいうものの、終始先頭集団の中には食い込めず、苦しいレースになった・・・
私はもちろん、同郷である会津出身のエース、佐藤敦之を中心に観戦させていただきました(笑い)
その佐藤敦之ですが、期待されて臨んだ北京五輪では最下位という、佐藤という選手を知っている者には信じられないような大惨敗に終わり、一時は引退も囁かれたランナーです。
練習の虫と呼ばれた佐藤ですが、五輪後はショックが大きく、マスコミなどにも叩かれた事もあって、練習に身が入らず、サボる事も何度もあったようです (^^;
五輪後に私が再び見た佐藤は、元日のニューイヤー駅伝に出場していまして、いつもの5区ではなく3区というつなぎの区間で5位という、まったく彼らしくないレースをしていました・・・ (__;)
いつも走っている5区は、終始上り坂と強風に悩まされる難コースで、佐藤はいつもここで区間賞を獲る走りで中国電力の入賞に大きく貢献していました。
こういう姿を見ているので、私は佐藤を「強い選手」という表現で語る事が多かったんですが、この日の佐藤は本来の走りができず、そうかといって佐藤のエントリーを回避させるほどチーム事情はよくないので、3区という比較的平坦な高速区間に配置されました。
しかし、練習不足もあってまったくスピードに乗れず、区間5位という信じられない結果に終わりました・・・ (__;)ガクッ
佐藤の不甲斐ない成績もあって、中国電力は貯金を作るどころか、タイムを縮める事さえできず、7位という最近にしては珍しくふるわない結果に終わったニューイヤー駅伝でした・・・
ただ、この日のレースが佐藤の目を覚まさせたといいます。
当時の彼のことばを借りれば、「きのうまで勝ってる選手にボロクソに負けておもしろくなかった」と会津っぽの冷めていたハートに火がついたという。
負け犬のまま終わるのは、会津の人間ではない。屈辱から這い上がり、意地を見せてこそこその「会津っぽ」だ (^^)v
序盤は先頭集団の中に佐藤を含む日本勢5人の全てが居た・・・
7キロ過ぎに、清水将也が前の選手と接触して転倒し、他の日本人選手たちからは大きく遅れはしたものの、しっかりした足取りで前を追う・・・
10キロ過ぎから先頭集団のペースが徐々に上がっていき、佐藤を始め日本勢はしだいに離されていく・・・
15キロ過ぎにはさらにペースが上がり、この時点で日本勢は先頭集団からは完全に脱落・・・ (^^;
佐藤と藤原が二人で前を追いかける展開になり、入船と前田が続き、清水は後方から遅れながらもマイペースでついていく・・・
20キロ通過時点で、佐藤が日本人トップながら先頭とは44秒差の14位。その後に16位で入船、18位で藤原と続き、27位と28位で清水と前田が通過します。
25キロは、1時間14分38秒で通過。先頭集団はケニアの3人にエチオピアとルワンダを加えた5人になり、日本人トップの佐藤は、先頭とは1分30秒遅れの14位。
入船は16位、藤原は17位、清水は22位、前田は25位で通過・・・
ルワンダのディシが棄権して、30キロでは4人に絞られたトップ集団は、1時間29分43秒で通過。
佐藤は2分33秒遅れの14位で通過。入船は19位、清水は20位、藤原は22位、前田は30位・・・
しっかりした足取りの清水が、徐々に、徐々に、前から落ちてくる選手を捕らえて順位を上げてきました。
33キロ付近で清水が入船を抜いて18位に浮上 し、日本人2位となります。
35キロは1時間44分56秒で通過。ケニアのキルイとムタイの二人がスパートし、エチオピアのメルガが徐々に引き離されていく・・・
佐藤が14位から9位に浮上。トップとの差は3分27秒に。
14位清水、15位入船、33位前田、48位藤原の順・・・
最終的に、ケニアのキルイが2時間06分55秒で優勝。
ムタイが2位に入り、ケニア勢がワンツーフィニッシュ。3位にはエチオピアのケベデが入った。
佐藤が日本人トップの6位で入賞を果たし、清水は11位、入船は14位でゴール。
前田は39位、藤原が61位に終わった。
それにしても、41キロ過ぎからの佐藤敦之の追い上げは凄かったです ヽ(^◇^*)/
それまでの走りとは明らかにスピードが変わり、ニューイヤー駅伝の5区でよく見る、前の選手との距離をドンドン詰めて、横からイッキに抜いていく、あの力強く伸びのある走りです。
9位から一人、さらにもう一人と交わして順位を上げ、上位で一人棄権があったために、結果的に6位入賞を果たしました ヽ(^o^)尸
ゴール直前のブランデンブルク門に入る時にコースを間違えかけて、係員に誘導されて慌てて向きを変えてゴールに向かうというハプニングもありましたが、ゴール直後に歓喜の雄叫びを何度も上げて喜びを爆発させていました(笑い)
声は中継の映像には入っていませんでしたが、口の動きを見る限り、「やった~!」と叫んでいたように見えました。
おそらく、入賞したとかそういう喜びよりも、世界の舞台で、スピードのあるアフリカ勢等を相手に戦い、しっかりとした手応えを感じた事に対する喜びだったのだと思います。
そして、北京で味わった悪夢と屈辱を払拭し、汚名を返上した事に対しての喜びだったであろう事は言うまでもありません・・・
各国上位3人のタイムで争う団体は、佐藤、清水、入船の三人の活躍により、ケニア、エチオピアに次いで3位となり、銅メダルを獲得しました ヽ(^o^)尸
そして、今回のレースで一番評価が高いのは、やはり佐藤でしょうけど、清水の活躍も忘れてはいけないんじゃないかと・・・ (^_^ゞポリポリ
順位はともかくとして、高速レースであるにもかかわらず、自分の力を冷静に見つめ、終始マイペースで走り抜きました。
惜しむらくは、最後の最後でスタミナが切れ、ゴール寸前で3人に次々に抜かれ、入賞を逃した事で、もうチョイ余力が残っていたら8位で入賞していただけに、とても残念でなりません。
日本勢の5人の中で、一番クレバーで安定したレースを展開していたと個人的には思っています。
あと、蛇足ではありますが、解説を務めた瀬古利彦が今回の放送では珍しく秀逸だったなと(笑い)
この人は、いつも放送の流れとは無関係のよけいな一言を言って視聴者の気分を壊す事が多いのですが、今回はいつになく寡黙で、しかもコメントは的確でした。
いつもこんななら彼の解説も悪くはないなと (^◇^) 。。。ケラケラ
やっと、オトナの解説ができるようになったのかな(爆笑)
最後に、佐藤敦之がゴールする前後のシーンを動画にしてみましたので、ご覧ください ( ^-^)/ ♪
ゴール直前の、コースを間違えかけた問題のシーンですが、佐藤が門に近づいていく時に、右側から係員と思われるオヤジが現れ、右手を上げて紛らわしい仕草をするもんだから、佐藤が勘違いしてそちらにコースを変えてしまいます・・・
明らかにこっちに行けというように右手を動かし、それを見て、佐藤が向きを変えた様子が伺えるので、こんなの係員としては言語道断だと思います q(`o')ブー!!
アレで後ろの選手に抜かれてでもいたらと思うと、本当に納得いきません・・・
それでなくても、若干タイムをロスしたのは明らかだし・・・ (ノ_-;)ハア…
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